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『まほうのパティシエ ピュア☆ドルチェ』〜せいなるよるの おとどけもの〜
【ファンタジー 官能小説】

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まけないで!ピュアドルチェ-5

かすかな毛をへばりつかせた小高い丘に、黒デコチンのとがった先が押し当てられて。

ついに、分厚いクチビルが、ソコ全体をおおうように吸い付くのを感じました。

じゅる。
じゅじゅじゅっ。

まるで、アツいお味噌汁をすすり混むように、あふれてきたあたしの体液が吸い込まれてゆきます。
多すぎて吸い込みきれなかった分がクチビルのすき間から漏れだして、お尻のほうから、ポタポタと足元の雪の上に落ちました。

その流れを追いかけて、舌がウナギのように這い回ります。

ああ、そんな。
お尻。

あふれたおツユに濡れた、お尻の穴のトコロにまで。
とがらせた舌先で、穴の周りをくすぐって。
まるでおトイレで洗浄器を使ってるみたいに、ソコがあったかくなりました。
キレイに洗ってくれるおトイレとは逆に、ソコは黒デコチンの粘ったヨダレで汚されてゆきます。

そんなところ、やめて。
舐めちゃダメなんだから。

って思わずあたし、イヤイヤをするようにお尻を、左右に揺すってしまいました。

ああ、舌、お尻から離れて。
クチの中に戻った。

戻ってきた勢いのまま、下から上に。

あふれ続けてるトコロに沿って、押し広げるようにしながら。

かと思うと、上から下に。

と、おツユを舐め採りながらの往復運動を始めたのです。

上へ、下へと舌先が通りすぎるたびに、閉じたまぶたの裏側で、あかい火花がチカチカと弾けました。

舐められてるソコを中心に、熱い炎のような気持ちよさが、からだ全体に燃え広がってゆきます。

生まれてはじめての感覚にパニックになったあたしの肺は、酸素を求めて激しく収縮を始めます。
あまりの息苦しさにあたし、頭を揺すって、くちびるをふさいでる女王をふりはらった。

「ぷはッ」

『・・・あらあら、だいじょうぶ?』
唾液の糸でくちびる同士がまだつながったままで、女王アントラーがささやいてきます。
『気持ちいいでしょう?・・・気が遠くなるほど、ね?、そうでしょう?』

「……がうもん」

『ンン!?』
わざとらしいしぐさで、耳に手をあてて聞き返してくる女王へ、

「ちがうもん……ゼッタイ、きもちよくなんか……」
息をはずませながらあたし、涙を浮かべた目で睨み付けました。
「きもちよくなんかな……んあッ!?」

でも、イヤらしい黒デコチンの舌の動きが、言葉を途切れさせてしまいます。

だってデコチン、よりによって。

縦に舐めひろげられたトコロの、上のほう。オシッコの穴の、少し上の。

いちばんビンカンな、小さなふくらみを舌で探り当ててしまったのです。

その瞬間、
「ン、んぁああああああああアンッ!!!」
のけ反りながら絶叫したあたしのソコで、何かが爆発したように弾けました。

しょわわっ。
ビシャビシャビシャ。

ジョロロロ・・・

お股の間から、もくもくと湯気がたちのぼります。

目の前がまっくらになったり、まっしろになったりするほどのめまいを感じながら、あたし。
小さいころ以来の、人前でのおもらしをしてしまったのです。

鮮やかなレモン色のシロップが、踏み荒らされた雪を、まるで季節外れのかき氷みたいに染めてゆきます。

ああ・・・
あたしのお股から、虹のような半円をえがいて、勢いよく。



みぞれ混じりの雪が見る見る、熱いお湯を注がれたように溶けてゆくのをあたし、かすんだ目でぼんやりと、他人事のように観察していました。

あたしの頭をとらえていたのは、恥ずかしいおもらしのことなんかじゃ、ありませんでした。

さっき、アノ部分を舐められた瞬間に、身体の奥底で爆発した、あの感じ。

遊園地のジェットコースターが急降下する瞬間が、いつまでも無限に続くような。

生まれてから今まで、いちども味わったことがない、不思議な感覚でした。

あれはいったい、なんだったのでしょうか?
あたし、いよいよおかしくなってしまったのでしょうか。


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