輪姦ごっこ-2
「円藤先生、どうする?」
川島が意見を求めると、「そりゃあもちろん、気持ち良い罰ゲームがよろしいかと」と円藤は腰を浮かせ、となりの櫻井にも合図を送る。
そんな彼らの連帯感を目の当たりにした遥香は、いよいよ始まるのだなと体温の上昇を肌で感じた。
最後に残ったジョーカーのカードが、遥香の手からこぼれ落ちる。それをきっかけに、三人の教師たちが一斉に教え子の体に群がり、その瑞々しい対象に抑えきれない欲求をぶつける。
「家でおとなしくしていれば良かったものを、後悔しても知らないからな」
浅黒くテニス焼けした円藤が、遥香の首すじにむしゃぶりつく。下顎にキスをして、耳たぶを甘噛みすると、遥香の唇を唇で塞いだ。
「一人前に発情しやがって、胸にばっかり栄養が偏ってるじゃないか」
学校では良き理解者であるはずの川島が、遥香の胸を服の上からわしわしと揉み、日増しに成長する体型についてあれこれと指摘する。ブラジャーの中身がさっそく起ってきた。
「花の色は、移りにけりな、いたずらに、我が身世に降る、長雨せしまに──君はさしずめ、現代の小野小町といったところか」
赤ら顔で歌を詠んだ櫻井が、遥香の内股に手を差し込み、かの女流歌人に思いを馳せながら指先を細かく震わせる。彼には、教科書のページをめくる時に指先を舐める癖がある。書き物をする時には鉛筆の芯を舐めることもある。
そんな男たちに取り囲まれた遥香は、四方八方から伸びてくる手によって凌辱され、全身に鳥肌を立てた。
「あっ……んん……はうん……うっ……」
熱くなった血液が循環して体が火照る。もがけばもがくほど深い穴に落ちていく。落下速度はゆっくりだが、落ちるところまで落ちてしまおうと思った。
蚊取り線香の煙が微かに漂う中、ワンピースと下着を半分ほど脱がされた遥香は、濡れ始めた膣に指を挿入されて仰け反った。
「あんっ」
粘膜の壁をぐちゃぐちゃに掻きまわされ、そこから這い上がってくる快感が思考を鈍らせる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、んっ、んっ、んっ、んっ、あっ……」
絶え間なく叩き込まれる指は遥香の弱点をちゃんと心得ていた。これが電車やバスの中での行為なら大変だった。遥香は声を我慢するのが苦手な性格なのだ。
「いっちゃう……」
教え込まれた通りにオルガスムスを告白しながら遥香は果てた。部活で鍛えた下半身が痙攣を起こして変な感じがした。
絶頂の余韻に浸ってまったりしていると、遥香の鼻先に男性器を近づけた川島が、「口でやってくれ」と命令口調で言う。
なるべく歯を立てないようにして遥香はそれをしゃぶった。手の甲でよだれを拭い、棒アイスを食べるみたいに可愛らしくペニスを頬張る。
「はぐ、あむ、はあ、はあ、おいしい……」
口を大きく開けないと太過ぎて食べられない。ねばつく唾液を喉に流し込み、じゅじゅる……じゅじゅる……と生臭い亀頭を吸う。
「両手が寂しそうだな」
見上げると円藤と櫻井が仁王立ちしていた。遥香は両手を伸ばして二人のペニスを同時に握り、前後にしごいて勃起させると、一本ずつ順番にフェラチオをしていった。
これから自分の中に気持ち良く入れてもらうために、できるだけ大きくしておかなければならない。それらは瞬く間に肥大し、まずは円藤が挿入してきた。
「はうっ」
「よし、入った」
結合したまま円藤が下から突き上げてくる。