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熱闘!全裸体育祭
【教師 官能小説】

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第19話 『玉入れ、棒引き、ローハイド』-3

 プログラム7番。 Bグループ生による『ローハイド』

 『ローハイド』……南原が聞いたことがない競技だ。 ルールブックで確認しようかとも思ったが、あっという間に『棒引きの棒』が片付き、競技本番が始まってしまった。

「4人1組で行います。 3人でウマを組み、1人が上に乗ります」

「騎馬戦のようなもので?」

「元々は騎馬戦の代替競技として考案された、と聞いています。 騎馬戦だとどうしても怪我が多いため、接触を避ける騎馬競技はないかと考えた結果生まれた競技が『ローハイド』です」

 ウマ自体は、ごく普通の騎馬戦のウマだった。 前に1人、後ろに2人、それぞれ後衛が前衛の肩に片手を乗せ、反対の手で鐙(あぶみ)を作る。 鐙に脚を掛けて飛び乗った騎手には、騎馬戦と違う特徴があった。 左右の乳首から紐が伸び、それぞれの紐の反対側にはゴムボールが結わえてある。 

 スタートラインから15メートル離れたところに直径2メートルの円が描いてあり、円の中央に木製で高さ1メートルほどになる台が置いてあった。 台の上では、目隠しをつけた少女が180度近く開脚して股間を浮かせ、女の持ち物を晒している。 少女の頬は紅潮していた。

 スタートの合図。 各クラスの騎馬が駆けだし、それぞれの台と少女を目指す。 騎手の乳首は一様に後ろに引っ張られ、背中側にぶら下がったゴムボールが、たゆんたゆん、緩く弾む。 少女の豊満な乳房は、乳首ごとひしゃげて下を向いていた。

「中々重たそうですな?」

「そうですね。 2キロ強あります」

「ということは2つで4キロ……左程逸脱してはいない、か」

 と、南原が呟く。 自分の乳首に2キロの分銅が吊るされるなど考えてみたくもないが、現代女性の乳首に対する負荷としては、妥当の範疇だ。

「あのボールは何に使うんです? そもそもどういった競技なんですか?」

「はい。 ラインより外側からボールを振り回します。 勢いをつけてボールを台の『的』に狙い、拡げた膣にぶつけます。 ボールが当たった瞬間に『的』が絶頂すればクリアですね。 スタートラインに引き返し、乳首から紐を外して、第二走者に渡します。 乳首にボールを装着した時点で第二走者がスタートし、『的』にボールをぶつけて絶頂させる。 これを第8走者まで繰り返し、最終走者がゴールするまでの時間を競います」

「こりゃまた時間がかかりそうな競技ですねぇ」

 淡々とした教頭の説明に、南原は小さく肩を竦めた。 

「仰る通りです。 『的』は目隠しをしているため、いつボールがぶつかるか分かりません。 また、膣以外にぶつけられて絶頂するのはNGなので、キチンと膣への衝撃を知覚し、瞬時に絶頂する嗜みが求められます。 一度絶頂してしまうと、次の絶頂までどうしても20秒はかかりますから、絶頂ミスは大幅なタイムロスになり、競技進行に影響するでしょう。 『騎手』にしても、乳首を振り回してボールをぶつけるのはいいとして、バトンパスは難しい。 自分の乳首から紐をほどき、次の騎手に結ぶわけですが、結び目が緩くてボールを落とせば失格になります。 ブンブン振り回しても外れないことを考えれば、限界ギリギリまで固く結ぶ必要があります。 となると、乳首がもげるレベルに全力で結び、それを全力で解くわけで、それなりに難しい作業になりますから、走者が交代するたびに最低でも30秒はかかるでしょうね」

 ここで一息つき、教頭が南原の様子を伺う。 南原は務めて表情を消し、無言で応じた。
 特に言うべき感想はない。

「ただ、3チームのうち2チームがゴールした時点で競技は終了しますから、仮に絶頂に失敗したり紐を解けないチームが1つ出たとしても、進行に問題はありません。 私見ですが、競技終了まで10分はかからないと考えています」

「……せいぜい、気長に観戦させてもらうとしましょう」



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