猟奇的な彼女-1
「おはよう。」
「おう、元気そうだな、お札は燃やしたか?」
「ああ、今朝燃やして、別れたよ。」
「それでいいんだ、今ごろ、犯人は地獄の苦しみを味わっているはずだ。」
羽淵は何か秘法を使ったのだろうか、自信ありげだ。
「もう、高校生活も終わりだな、歳があけたら殆ど学校ないもんな。」
「学年末試験が終わったら、俺は美容室に行くよ、さあ働くぞ、お札が有るから、出世は早いよー。」
「ああ、がんばれよ、おれは4年間遊んでからにするわ。」
「また、相談することもあるかもな、その時はよろしく。
「うん、わかった、じゃあな。」
終業式が終わって、冬休みにはいる。
「孝太郎!彼女紹介してやろうか?」
「えーまたお姉の同級生?」
「そーだよ、ナゼかあんた同級生に評判いいのよね。」
「今度は誰なの?」
「アーちゃん、どうよ、チョー美人だよ。」
「あの人なら、彼氏いくらでも選び放題じゃん。」
「それが、以外にダメだ、つき合ってもすぐに別れてしまう。」
「何か問題点が。」
「ないよ、性格も明るいし、知ってるだろ凄い美人だって、あんたに興味があったけど、美妃に色々のろけを聞かされてたみたいよ。」
「かなりサバサバしてるよね。でも美人過ぎて、引け目感じるなぁ、デート出来るの。」
「よし、じゃあ明日ね、メールしとこっと。」
「えー明日?」
「だめなの?」
「いえ、いいです、楽しみです。」
次の日
家の前まで車で迎えにきてくれた。
ピチピチの白のミニスカートにゆったりめのニットがセクシーだ。
とんでもない美人だ。
「アーちゃん、孝太郎頼むね、好きにしていいよ。」
「ありがとう友美、ありがたくいただくわ、フフフ。」
「あのー、乗ってもいいですか。」
「あーごめんごめん、乗って。」
赤いコンパクトカーだ、よく似合ってる。
タイヤを鳴らして走り出した、運転が荒い、急発進、急ブレーキだ。
「ランチ行こうか。」
「は、はい、お任せします。」
イタリアンのファミレスだ。
ブッフェスタイルで焼きたてピザが回ってくる、ファミレスのわりには おしゃれだ。
「孝太郎君は免許は取らないの?」
「年があけたら、教習所行きますー。」
「誕生日が遅いのね。」
「はい、まだ17才です。」
「えー私と5才も違うじゃん、私おばさんだね。」
「そんな事、思ってないでしょう。ぼく綺麗過ぎて、緊張します。」
ミニスカートからスラッとした足がきれいだ。
「上手ね、年上キラーの素質あるよ。」
「アーちゃんて、本名は?」
「亜未よ、亜未って呼んでもいいよ。」
「じゃあ亜未さんで。」
「美妃は孝ちゃんて呼んでたね、私もそれでいい?」
「はい、お願いします。」
「美妃は優しかった?」
「はい、とっても。」
「かわいそうだったけど、おのろけもいっぱい聞いたよ。」
「えー、こわいなぁ。」
「会った、その日に童貞を奪われて、5回も出したんでしょう。」
孝太郎の目がまんまるになった。
「そ、そ、そ、そんな事ま、ま、まで言っちゃった。あ〜〜。」
「友美も、クラスの皆も知ってるよ。」
「ギャー、そそそそれは嘘でしょう。」
「どうして?いいじゃん、元気で、若いからそんな感じでしょう、みんなうらやましそうだったよ。」
女子大は恐い所だ、美妃さん、怨みます。
「あー恥ずかし過ぎる、どうしよう。」
「どうして?みんな孝ちゃんのことカワイイしセックスが強いから、人気あるのに。狙ってる娘、増えたよ、美妃があんな風になって、落ち込んでるから、心配してたよ。」
「お姉が言ってた、不思議と人気が有るって。 その理由が、あ〜〜、でもなぜ亜未さんを紹介してくれたのかなぁ。」
「彼氏がいないし、友美と仲いいからね、あー美味しかった。ホテル行こうか。」
「え、あ、はい。」
年下はおねえさまの言いなり だから気が楽だ。
亜未は超美人だ、ファミレスでは浮いてしまう。
短い前髪で形のいい眉毛を出している、胸はそんなに大きくないが、スタイルはいい、ヒップがポンッと出てる。
下僕のように、後について歩く。
「もう、堂々としなさいよ。」
「亜未さん、綺麗過ぎて、引け目感じるんだよなぁ。」
「そういうのはいいから、早く乗って。」
ホテルに着いた。
亜未さんがテキトーに部屋を選んだ。
「お湯につかる?シャワーだけでいいよね。先に入るよ、一緒に入る?じやぁ少し遅れて入ってきてね。」
何かサバサバし過ぎてる気がする。ムードがないなぁ。
久しぶりに心を読んでみた。
やはり、照れ隠しだ、本当はドキドキしている。饒舌なのは恥ずかしいのをごまかしてる。
ソファに服を脱いで、素っ裸でバスルームに向かう、亜未さんは脱衣かご にきちんとたたんでいる。下着が気になるが、我慢して。
バスルームに入るとビーナスのような裸体が。
「亜未さん、凄いよ。」
痩せすぎず、太ってもいない、バストは大きくないが、形がすばらしい。お尻もプリプリだ。
恥ずかしいという声がきこえる。
「わ、私、もう、出るからね、ゆっくりしてね。」
股間は隠してる、毛の状態が見たいのに。
腰にバスタオルをまいて バスルームから出ると、部屋は真っ暗だ。
「亜未さん、見えないよ、どこにいるの?」
いきなり抱きつかれて、キスをしてきた。
唇の感触が気持ちいい、舌を絡める。
「孝ちゃん、かわいいわ、こっちよ。」
亜未に促されて、足先がベッドに当たる、二人でたおれこむ。
「何も見えないよ。」
「見なくていいの。」
アソコの毛が濃いのを気にしてる、そんなの触ったらわかるのに。
真っ暗のなかでキスを繰り返す。
「孝ちゃん、大きいね、カワイイ顔してこんな大きいの持ってるなんて、美妃がスッゴい自慢してたもん、今度は私が自慢するの。」