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オメガ3
【SF 官能小説】

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プロローグ-1

「行って来ま〜す。」
「行ってらっしゃい、気を付けてね。」
俺は吉見 孝太郎、高校3年生だ11月に入って、高校生活も後わずかだ。陸上競技の部活も終わったし、美容室に就職も決まって、リラックスした毎日を送っている、卒業さえ出来れば いいだけの勉強はしている。
「おはよう。」
隣の真凛ちゃんだ中学1年生で生意気ざかりだ、中高一貫の お嬢様学校に電車でかよっている。
「おはよう!おはようござます、おば……。」
「なによ、おばさんでいいよ。」
真凛ちゃんのお母さんの満智子さんだ。「いえ、おばさんじゃないから、なんて言ったらいいか。」
「さすがに、美容師になる子は口がうまいわね。」
フワンとした和風美人だ、切れ長の吊り上がった目にプルンとした小さな口がセクシーだ。
「行って来ます。」
照れ笑いをしながら、後退りすると真凛ちゃんにぶつかった。
「おにいちゃん、顔が赤いよ、ママの事好きなの?フフフ。」
「ば、バカな事言ってないで、早く学校行こうよ。」「ふーん、そうなんだ。」
「いってきまーす。」
逃げるように走った、真凛ちゃんにも真凛ちゃんのお母さんにも、心の中が見られたようで 、恥ずかしかった。
毎朝、顔が見れるだけでドキドキしてしまう、高校1年生の彼女がいるのに、全く別の感情だ。
大人の女性に対する憧れのような存在だ。
しかし真凛ちゃんのお母さんは35歳の人妻だ。あんなに可愛くて色っぽい人が この 世の中にいるのが不思議に思うぐらいだ。
でもいくら好きでも、そんな事を言っても知られても、気まずくなるだけだ。頭の中から存在を消すようにしょう。


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