〈屠られる幼畜〉-7
『小さいお花がいっぱい付いてて可愛い“おパンパン”じゃのう？これを脱がしておくには勿体ないわい』
「ぷあッ!?何す……むおうッ!?」
あろう事か、オヤジは脱ぎたてのパンティを里奈の頭に被せ、股布の部分で鼻と口を覆ってしまった。
もちろん悲鳴を塞ぐまでの圧着力はないので、それは背後のオヤジの掌が役目を果たしている。
(あぁッ!?…私の…顔にぃ…ッ!?…この…この人達は……!!??)
このオヤジ達がいったい何を考えているのか、里奈には全く解らない。
スクール水着を着させ、パンティを頭から被せ……まるで人形だとでも思っているのかと感じるくらいの扱いに里奈は戦き、そしてその恐怖心は膨らんでいく一方だ……。
(こッ…今度は何よぉッ!?あ…頭オカシ…ッ…オカシいよぉ…ッ!!)
あの床に置かれていた真っ黒な棒は里奈の口に横一文字に押し当てられ、その両端に繋がっているベルトをギュッと締められた。
その悲鳴を封殺する拘束具はバイトギャグという責め具で、馬の馬銜(はみ)に形状が似ていることから、被虐者を馬に見立てての騎乗プレイやポニープレイによく用いられる。
本物の馬用のステンレス製の物を使用したバイトギャグも存在するが、里奈に使われているのは柔らかなシリコンを表皮に纏うソフトタイプの物である。
これならば歯や唇にダメージを負いにくいし、悲鳴を塞ぐにも効率が良いしとメリットだらけである。
『ロリロリフェイスに妖しげな魅力が追加されちゃったねえ？ムッフフフ〜…オジサン達がもっと里奈ちゃんを《魅力的》にしてあげますよぉ？』
「ぷあうぅッ!?ふ…ぶはッ!!ふはッ!?むはあッ!!」
『里奈ちゃんの鼻筋は綺麗じゃのう〜…スーッと通った美人さんの…グヒヒィッ！……美人さんの《ブタの鼻》じゃあ！』
新たなる責め具は股布越しに里奈の鼻を捉え、そのまま額に向かって鼻を吊り上げていった。
まさかの鼻フックに里奈はブンブンと顔を振り乱すが、もうフックと繋がるベルトはギャグのベルトに繋げられており、その程度の藻掻きでは外れるどころか弛みもしない。
『そんなにイヤイヤしなくてもいいじゃない。それともオジサンの古臭〜い趣味は里奈ちゃん的には「合わない」のかな？』
『せっかく里奈ちゃんの為に選んで持ってきた〈可愛い飾り〉なんじゃぞ？ほれ、今の自分の姿を見てみなさい』
「ッッッ!!?」
差し出された手鏡に映る自分の顔に、里奈は言葉を失ってしまった……パンティを被らされた上から黒い棒を口に嵌められ、あろう事か鼻の穴には鼻鉤を打ち込まれ、痛々しくも縦長に引き伸ばされてしまっているのだ……。
(は…ッ…外して…ッ!?顔が……顔が壊れちゃうよぉッ!!)
特別に自信があった顔ではなかった。
もっと瞳はパッチリして欲しかったし、鼻も細くてスラリとしてて欲しかった。
でもこれはあんまりな仕打ちである。
オヤジ達の異常性欲を擦り付けられた幼顔は、二目と見られないほどに崩壊させられていた。
変態である。
紛うかたなき《変態の姿》である。
里奈は卒倒しそうになり視界がグラリと傾いたが、そんな事には構いもせずに、オヤジ達は次なる責めを繰り出してきた。