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原爆の夜
【幼馴染 官能小説】

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原爆の夜-9

9.
会社が始まって直ぐに休暇は取りにくい。
結納が済むと早速に、結婚式の手配を進めた。

新婚旅行は、広島に決めた。
何で広島?
人に聞かれても、二人は目を合わせて微笑むだけ。

広島に落とされた一発の原爆は、ヒデオと冴子にとっては結びの女神であった。

原爆で、何十年も草木一本生えないと言われた広島は、既に建物が建ち、街路樹も道路を美しく縁取り、自動車も電車も走っている。

原爆の爆心地の近く、いまやシンボルとなっている広島県産業奨励館の焼け跡近くのホテルを予約した。

東京で結婚式を終えて、直ぐ特急に乗り、朝、広島に着いた。
ホテルの風呂で汗を流し、ドアの取っ手に{静粛、睡眠中}の札を下げた。

「やっと二人になれたねえ」
「ええ、待ち遠しかったわ」
「君、東京弁が上手いね」
「だって、ヒデオのお嫁さんになるんだから、NHKのラジオで一生懸命練習したのよ」

「ごめんね、随分待たせちゃった」
「いいのよ。分かっているから。ずっとお手紙をくれて、写真も送ってくれたから、寂しかったけれど心配はしなかったのよ」
「冴子っ」
「あなたっ」

ヒデオが太腿に手を添えると、冴子は股を開いた。
指先に触れる恥毛は、ふさふさとお小根を覆い、10年前にあの暗がりで指に触れた幼いまばらな恥毛を忍ばせる。

(10年か!!!)
恥毛も無く、皮被りだったチョンボは、今やその根元の三角地帯に密生した恥毛を従えて、キリリと聳え立つ肉棒の先に、えらを広げた雁首を振りかざしている。




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