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〜ハロウィン忌憚〜 黒髪少女侵蝕
【レイプ 官能小説】

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むしばみ-1


 部屋に入るなり、背後から抱きしめられ、恵利子は我にかえった。

 放課後、駅のロータリーで車に乗った記憶はある。

(どうして拒むことができないのだろう…… )
 周囲の様子を窺いながら助手席に深く座り、恵利子は逃げ出せなかったことを深く悔やんだ。

 それは運転席に居る男の視線に恐怖を感じているからに他ならない。
乱暴されている様子を撮影されたことで、拒むことも逃げることもできずに従わされている?
確かに最初のうちは、それが原因であったことは違いない。

しかし、今は違う。
上手く表現することはできないが、違う何かに自分が変わろうとしていることが怖いのだ。
そして本当はそれが何か気づいてるにも関わらず、気づかない自分を演じていることに後悔はより深くなっていく。

「もう、許してください」
 車が動き出してからふたつ目の信号で止まると、たまらずに懇願していた。

『許すって、いったい何を許せばいいんだい?』
 男はまったく悪びれる様子もなく、次の言葉を促してくる。

「…… 」

 あまりのショックで、それが現実ではなく悪夢であってほしいと願い続けた。
泣き続け眠れぬ夜を繰り返し、瞼を腫らし目を赤らめ朝を迎える。
きっとこれは夢で朝になれば、いつもの変わらぬ日常に戻れる信じても、現実は残酷であった。
目覚めても数日は、太腿奥に残る痛みと異物感。
そうして徐々に身体の痛みが和らいでいっても、瞼を閉じる度に想い起こされるのは……

 想い起こされるのは……
赤黒くグロテスクに腫れあがった、“おとこ”の一部分、陰茎だった。

嫌だったのは男が達する瞬間、自分のなかでひとまわり大きく脹らんだかと思うと、ビクビクっと痙攣をくりかえした時。
もっと嫌だったのは男のモノが抜かれ、精液で満たされ脹らんだ避妊具をかざされた時。

 そうして最も嫌だったのは、避妊具が外され
『恵利子のマ○コが汚したんだ』
っと、ヌラヌラと白濁した陰茎を見せつけられること。

(本当に、あんなモノが自分のなかに…… )

 先端は歪な形で盛りあがり、その先からは白く濁った体液が滲み出て、陰茎全体はヌラヌラとぬめりを帯びている。

 一日中、学校に居ても、家に帰ってからも罪の意識に苛まれつづけた。
身体の中心に残る痛み、異物感が薄らいでいっても、感触を忘れることはできない。

《恵利子のなかに、恵利子のマ○コに射精(だ)すっ!》
 
 コンドーム、セックス、射精、マ○コ、薄暗い部屋の中で次々と男が口にした汚らわしい言葉。
思いだしただけでも、俯く恵利子の顔に赤みがさしていく。

「もう、許して」
 密閉された車内で、恵利子の声が小さく響く。

『許してやりたいが、恵利子の優しさ…… 恵利子のマ○コが忘れられないんだ』

「そんなっ…… どうすれば、こんなっ、ひどいこと」
 男の言葉に応えながら、いったい自分は何を許してもらおうとしてるのか自身に問いかけていた。

 見知らぬ男に処女を奪われた挙句、セックスを強要されるなんて馬鹿げている。
レイプされたことで、言いなりになるなんておかしい。

 でも、いつの間にか、抵抗できないようになっていた。

『恵利子にだって責任はあるんだ。君を忘れられないのは、マ○コが悦ぶようになったからだ』

「わたしっ、よっ、よろこんでなんかっ…… 」

『それじゃ、何故、今日もこうして』

「それは、あなたが私を脅迫するから…… 言う通りにしなければ、あの時のっ…… 」

 確かにはじめのうちは、嫌で嫌で仕方なかった。
何もかも投げ捨てて、逃げ出そうと思ったのは一度や二度ではない。

でもいつの頃からか、不思議な感覚に囚われはじめ、ほんの少しだけ惹かれるようになっていたのも事実だ。
もちろん、セックス事態を悦んでいたわけではない。
今でも乱暴された男と肌を合わせることに、悍ましさ、拒絶があることは疑いはない。

それでも繰り返され強いられる行為のなかで、痛みが徐々に薄れはじめると時折訪れる未知の感覚に惹かれだしていた。
嫌悪感が溢れる行為のなかで、それは突然おとずれる。
最初はほんの一瞬、幻を見るような感覚だった。
それを“悦び”と呼ぶなら、そうなのかもしれない。

 セックスに対する嫌悪が、僅か一瞬の“よろこび”によって崩れ落ちようとしていた。


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