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〜ハロウィン忌憚〜 黒髪少女侵蝕
【レイプ 官能小説】

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むしばみ-3


 気づいたらラブホテルの一室で、放課後、男に抱かれるようになっていた。

 薄暗い室内には甘酸っぱい汗の匂いと、何故か、“おんな”の匂いが漂っている。
その匂いが自分から発せられていることは認めたくなかった。

 糊の効いたセーラー服生地は汗を吸い、くたりと柔らかさを増している。
いつの間にか淡いピンク色のパンティは剥ぎ取られ、床に放置され恨めしそうにこちらを眺めていた。

 恵利子は剥き出しの下半身を鏡に曝されていた。
自分の心が彷徨っている間に…… パンティを脱がされ、アソコは指でいじられ熱がこもり、クリトリスも位置が分かる程に膨らんでいる。
羞恥から身を捩ると、乳房の先端が硬くなっていることをブラの生地と擦れる事で知る。

 鏡越しに男と視線が合ってしまうと、両膝を擦り合わせ尻が蠢ていしまう。

 男は左手でスカートを腰の位置で押さえると、恵利子の反応を確かめるように右手指先を第二関節まで挿入してきた。

潤い具合を確かめるような浅く、優しい指使いだった。
ゆっくりと、そっと抜き挿しをしながら、時折、膨らんだクリトリスに触れてくる。
滲み出た愛液で滑らせるように、触れるか触れない程度の優しい撫で方だ。

 男の左手がスカートから離れると、セーラー服上着にあるスカーフ留に伸びる。
パチンっとホックが外され、スルリと音を立てスカーフが抜かれる。

「あっ、ダメ」
 恵利子の止める声が届く前に、ジジッジジッジーっと上着のフロントファスナーが下ろされてしまう。

「ダメェっ、脱がさないで」
 言葉では抗ってみても、指先で嬲られる刺激から身を捩ることさえできない。

 ファスナーを開放されたことで、上着前部が開けパンティと揃いのブラが垣間見える。
左手を離しスカートが邪魔になった男は、同じようにスカート脇のホック、ファスナーを緩め脱がせようとする。

 このまま鏡の前で全裸にされることを恵利子は恐れた。
それは自身の積み重ねの証である制服が脱がされることで、自分が何の価値も無い穢れた存在に堕ちていくさまを見せつけられているように感じたからだ。

なんとか身体を捩った拍子に、第二関節まで埋まっていた右手指先が外れる。
指が抜ける瞬間、微かではあるがクチュっと淫靡な音をあげた。

 その淫らな音に羞恥からか、恵利子はよろめくようにベットの上へと逃げた。
左手で抜け落ちそうになったスカートを押さえ、右腕では開けてしまった胸元を必死に覆い隠そうとしている。
そうしてベットの上にあがると、両脚を抱え込むように背を丸めた。

『月に二回、セックスをする約束だよ。今日だって、いつもの場所で待っていたじゃないか?』
 ベット脇で男は全裸になりながら、そう、恵利子に言葉を投げかけた。

 その方向に視線を俯き気味に向けると、陰茎が男の腹に貼りつきそうなほどに天を向いている。

「だっ、だめっ、もう、怖い」
 セックスへの嫌悪感が、男の言う“よろこび”へと変わろうとしている予感から、恵利子は怖れを口にした。
 
『恵利子のことが忘れられない。欲しいんだ』
 そう告げながらベットにあがった男は、顔を背ける恵利子の上着袖のホックを外すと背中側から脱がせた。

「こっ、困る。困ります。こんなっ、わたし、そんな女の子じゃない」
 今さら恵利子は、頑な言葉を続けた。

 “よろこび”を知り、受容れ、身を委ねてしまう恐怖に、“こころ”が必死に抗っているのである。

 セーラー服を脱がされると、腰丈まである黒髪がサラサラと白い肌へと流れ落ちる。
その髪を払いのける指先はブラのホックを外すと、容赦なく抜き取るのだった。

「ふぇらっ、フェラチオで許してください。お口でっ、お口で一生懸命しますから。ザーメンもこぼしませんから、だから、お願い」
 男の関心を惹くため媚びるよう必死で、今まで拒んできた言葉を立て続けに口にした。

『フェラだけじゃ、本当の恵利子を知ることはできない。恵利子の“悦ぶ”顔を、本当の恵利子を知りたいんだ』

「そんなっ、わたしは、わたしは…… そんな女の子じゃない」

 男の両手が縮めていた両脚に伸びると、足首を掴み白いシーツの上へと転がされる。
体勢が崩れると押さえていたプリーツスカートも脱がされ、両脚を押し広げられてしまう。

「ああぁっ、ダメ、許して」
 悲鳴に似た切ない嗚咽を漏らしながら、仰向けの恵利子は上半身を大きく捩じる。

『もう少し、あとほんの少しで、本当の恵利子に逢えるんだ。だって、ここがこんなに…… 』
 ひろげた両脚狭間に頭を割り入れた男は、思いの丈を告げながら、膨らみ妖しい光をまとう二枚貝を唇で包み込む。

「…… おねがいっ、だめ」


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