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【SM 官能小説】

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宴 〜喪失〜-3

「私……何したのよぉ……こんなの……ひどいっ……ひど過ぎるっ……」
「何をしただって?」
ぼろぼろと泣き崩れる智佳を前にして、胤真は声を荒げた。
「人をサディストに仕立て上げておきながら、よくもまあいけしゃあしゃあとそんなセリフが吐けるな」
「だからそれは何なのよおっ!?」
智佳が叫ぶ。
「知るか、自分で思い出せ!思い出すまで俺は、こういう真似を続けるからな!」
いったん智佳から離れた胤真は、バケツにぬるま湯を汲んで来た。
片方の手には、アイテムが二つ。
アイテムは脇に置き、胤真はぬるま湯で智佳の下半身を洗い流す。
特に肛門はぬるま湯を注入し、直腸を徹底的に洗浄した。
「やだ……もう……もうやめて……」

「きゃうっ!?」
思わず、智佳はのけ反った。
胤真の指先が、隠れている真珠を優しく揺すぶる。
「あ、は、ああっ……」
敏感な部分を優しく愛撫され、智佳は体が熱くなってきた。
「ああ……か、胤真……そこ、は……!」
「気持ち良くて、もっとして欲しいだろ?」
「んッ……あ、ふううっ……」
悩ましく腰をくねらせる再従姉妹を軽く抱きしめ、胤真は淫戯を続ける。
溢れ始めた愛蜜は太股を伝い、胤真の穿くパンツに染みを作った。
テレビの中の智佳はアナルパールを挿入され、泣き叫ぶ。
そこに胤真がのしかかり、猛り狂った肉棒を智佳の中に沈めた。
「胤真、胤真あっ……やっ、そこ……!」
「どこ?」
胤真は映像以上に充血している肉棒を苦労してパンツの中から抜き出し、智佳の秘部に擦り付ける。
「ふぁあああっ!」
新しい快感に、智佳は乱れた。
「どこに何をして欲しいんだ?ちゃんと、言葉にしろよ」
意地悪く、胤真は囁く。
被虐心を植え付けられていない智佳は、恥辱に苦痛ばかりを感じていた。
だが今、胤真は智佳の嗜好に合わせて優しい愛撫を施しているのである。
嗜好に合った愛撫を受けた智佳は既に、もたらされる快楽に支配されていた。
「恥〜ずかし〜い言葉をちゃんと使うんだぞ?」
その言葉に智佳は頬を赤らめ、呟く。
「おま〇こ……もっといじって……」
「いじるだけで、満足か?」
胤真は智佳の秘部へ、軽く指を差し込んだ。
「んッ……!」
智佳は、首を横に振る。
「おち〇ち〇……おま〇こに欲し……い……」
「欲しいって言うけど、どうするの?」
すかさず、胤真は尋ねた。
「お……ま〇この中におち〇ち〇入れて掻き回して、イカせて……欲しい」
「よしよし……ちゃんと全部言えたな。最初にしては上出来だ」
胤真は智佳の腰を浮かさせ、位置を調節してから沈めさせた。

ずぶずぶっ……!

滑らかに、雌しべは雄しべを飲み込む。
「あっ……んああああっ!!」
「だから、ご褒美。自分で好きなように動くんだ」
「ふ……」
智佳は、淫らに腰を上下させ始める。
先程とは明らかに違う肉襞の絡み付きに、胤真は快感の呻きを漏らした。
「くっ……ふ……智佳……いいぞ、すぐにイッてしまいそうだ」
しばらくしてたまらなくなった胤真は智佳を抱き上げ、立ち上がる。

ずんっ!!

「あああああっ!!」
奥深くまで肉棒に支配され、智佳は悲鳴を上げた。
「手を伸ばせ。四つん這いになるんだ」
「はあ、ああ……」
言われるままに智佳は手を伸ばし、四肢を床に這わせる。
「よし、上出来だ。智佳は飲み込みがいい」
胤真は、智佳の耳元に唇を寄せた。
「いい子はたっぷりイカせてやるからな」
その言葉が子宮にずうんと響き、智佳は甘美に呻く。
「あ……ああっ……」
胤真は智佳をイカせるべく、腰を振り始めた。
途端に智佳はわけの分からない声を上げ、四肢を突っ張らせる。
胤真は、思わず呟いた。
「…………ホントは、無茶苦茶感じやすいんじゃないか」
改めて、智佳にとって苦痛を伴う行為を強いる危険さを感じる。
体が感じやすい分、責めるのに細心の注意を払わねばあっという間に精神が壊れてしまうだろう。
だが、自分は既に加虐を方向付けられてしまっているのだ。
今更それを、訂正するのは難しい。


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