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囚われ
【学園物 官能小説】

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囚〜朝〜-2

―…
「…へ〜」
早紀は顔を赤くして、計6回の契りを教えた。
「俺…そんな事したんだ…」
「うん…」
だから、早紀はあんまり俺の顔を見ないのか…。妙に納得して、健治は苦笑した。
「恥ずかしいッて言っても止めてくれなかったの…」
「ほぉ〜…」
恥じらいのある乙女だったら断るような体位もやったらしい…。
「ごめん…本当に覚えてなくて…」
「いいの…」
「え…(いいの?!)」
「すごく…よかったから…」
「へ…へぇ〜…」
乱れる早紀、見てみたい。けど…俺の知らない俺に乱れる早紀って…すごく微妙だよな。
「…。」
「にゃッ!!」
健治が早紀を抱き締めると、早紀をビクッと体を震わせた。昨日の余韻だろうか…
「触られるのも嫌?」
早紀は首をふるふるッと横に振った。
「嫌じゃ…ないよ」
「キスは?」
「ん…」
くるッと健治の方を向く。そして、そっと目を閉じた。
「…ッ」
「んッ…」
唇を離して、健治は言った。
「でも微妙だよな…」
「何が?」
早紀は再び健治に背中をあずける。
「俺がやったのに少しも覚えてないなんてさ」
「だって健治、人変わってたよ?ι」
「まぁ…そうなんだけどさ。」
「たまにはお酒飲んでね-。」
早紀はクスクス笑った。
「早紀はどっちがいいの?」
「え…」
「酔った俺と今の俺。」
早紀は即答。
「どっちも。どっちも好き。」
健治は目をぱちくりさせた。
「どっちの健治も健治じゃない。」
「う…ん」
「今日の健治は昨日の健治にヤキモチやいてるの?」
「…そう…かも…」
「本当に?」
早紀は変なの〜っと笑った。
「ふふッ…何か今の健治に抱かれたくなっちゃった」
「それはどういう…」
「いつもの優しいエッチ。しよ?」
そう言われて断れる程、健治は忍耐強くない。
「う〜…れしいけど、大丈夫なの?」
「うん。」
くるッと早紀は健治と向き合い、健治の首に腕を回す。
「ほ-んとに昨日とは違うのね。こ-んなに違う。」
「…もういいだろ?昨日の俺は。」
「…ふふ。そうだね。」
早紀は優しく微笑んで、静かに目を閉じた。まるで、これから行われる行為に集中するかのように。
「早紀…」
早紀の願い通りに、健治は唇を落とす。
「んッ…」
健治は早紀の頬に手を這わせ、その手を下にずらしていく。
頬を通り、首を抜け、柔らかく温かな胸に進んだ。
「早紀、後ろに手ついて。」
「ん…」
早紀が楽に感じられるように誘導し、健治は早紀の背中に手を回した。
―プチッ
器用にブラのホックを外す。
「あッ…」
胸を締め付けていた物が取り払われ、こぼれる胸に開放感。


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