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【SM 官能小説】

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宴 〜肛虐〜-3

ちゅっ……

どちらからともなく顔を傾け、軽いキス。
……甘いキス。
ちなみに胤真は学校の授業で習う性教育よりも広くて深い知識をとっくに知っていたし、既に精通も終了している。
智佳だって、ベッドの中で男と女が何をするのかくらいの知識はちゃんとあった。
胤真は女友達から借りて読んだ事のある少女マンガの知識を引っ張り出し、智佳の頬を両手で優しく包み込む。

れるっ……

「……!」
びくっ!と智佳は身じろぎしたが、逆らう事はなかった。

ちゅく、ちゅるっ、れるっ、ちゅるるうっ、ちゅぷちゅぷ……

粘着質のものが絡み合う音が、狭くて暗い室内に響く。

ぷぱっ……

唇を離すと、その間に銀糸が走った。
それが何とも言えずエロティックで、胤真は再び唇を重ねる。
「ん……ん、ん、んん……」
眉を寄せ、智佳が上げる甘い声。
それ以上の行為を望むように、体を擦り付けてくる智佳。
「智佳……」
「……胤真」
胤真はバンザイをさせるようにして、智佳の着ているシャツを脱がせた。
暗闇に浮かび上がる、ほの白い肌。
くっきりと浮き出た華奢な鎖骨やこれから膨らむであろう胸元が、夜目にも見て取れる。
「智佳……」
軽い口付けを交わし、胤真は智佳の体に顔を埋めた。
「あっ……!」
ヒクン、と智佳の肩が動く。
未だ膨らんでさえいない胸元の、淡い色の乳首。
胤真はそれに吸い付いたのだ。
「か、胤真っ……!」
かたかたと、智佳が震える。
まるで赤ん坊がミルクを求めて吸い付いてくるような舐め方に、智佳はくすぐったさと同時にむず痒いものが背筋を走り抜けるのを感じた。
「あっ……胤真、胤真ぁ……!」
舐められる乳首に、むず痒さが収束してくる。
「やっ……やあんっ……ん、んんんっ」
智佳の両足が、空を蹴った。
「やっ……そこ、痒いっ」
思春期前の智佳にとって、その刺激は快感よりも前の原始的な感覚を引き起こすようだ。
「痒い?じゃあ……」
舐めしゃぶるのをあきらめ、胤真は乳首を軽く歯で噛んでみる。
「あッ!!」
智佳の体が跳ねた。
「と、智佳!?大丈夫か!?」
あまりの反応に狼狽する胤真へ、智佳は妙にすっきりした顔を向ける。
「うん。今の、すっごく気持ち良かった」
胤真の背筋を、ゾクッとしたものが走った。
「気持ち、良いのか……」
考え深げに呟き、胤真はもう一度、軽く乳首を噛んでみる。
「きゃんっ!」
再び、智佳の体が跳ねた。
舐めた時よりもはっきりしていて、なまめかしい反応。
ごくんっ、と生唾を飲み込み……胤真は両の乳首を強く噛み始めた。
「きゃあっ!やっ、痛っ!胤真ああ!」
智佳は悲鳴を上げるが、胤真は止まらない。
噛まれた乳首は、赤い液体を滲ませ始めた。
……それも、甘い匂い。
傷口から滲んで来た血の味が、胤真の中に宿った異常な興奮を煽り立てる。
「ああ……あああ……胤、真……」
乳首を噛まれ続ける智佳の反応が、次第に変化していった。
ただ苦痛を訴えていた表情に、甘美なものが混じり始める。
「智佳……感じるんだ……?痛いの、気持ち良いんだ……?」
ちゅうちゅうと音を立てて乳首を吸いながら、胤真は尋ねた。
「ん。胤真、だから……」
「俺、だから……?」
胤真は、智佳を抱きしめる。
「駄目だ……俺、もう止まんない……!」
ストレートで情熱的な囁きに、智佳は頷いた。
「して……最後まで……」
胤真は頷き、智佳の穿いているキュロットに手をかけた。
微かな衣擦れの音と共に、智佳は産まれたままの姿になる。
闇の中に浮かび上がるほの白い肉体に、胤真は正直な感想を漏らした。
「……綺麗だ……」
「胤真も……脱いで……恥ずかしいよ……」
「うん……」
いそいそと、胤真は服を脱ぐ。
思春期の初めに差し掛かったばかりの、アンバランスでみずみずしい肉体。
その中心でいきり立つ物体は、体に不似合いな力を秘めていた。
「智佳……」
胤真は、智佳の足を開かせる。
毛が生えてくる気配すらない、ツルンとした秘丘。
縦に細い筋が一本だけ走っているような、未成熟の秘裂。
薄桃色の、針で突いたような小孔。
目に映る全てが……興奮を掻き立てた。
「智佳……」
胤真はそっと、秘部に顔を埋める。
失禁の名残は完全に水で洗い流してあったから小水臭さはなく、今までで一番甘美な匂いがした。
しばらく匂いを嗅いでから、おもむろに舌で切れ込みを割る。


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