序章-4
興奮に震える僕は隣で寄りかかる奥さんを見下ろして唾を飲み込んでいた。下を向いた奥さんの胸は女性の柔らかさを主張するように白いインナーが呼吸に合わせて揺れていた。
「奥さん、いんですか?」
「秘密は守って下さい」
奥さんの声が震えていた。さっき見せた奥さんの姿を思い出し痺れる興奮に指が震えてしまっていた。肩から伝わる女性の柔らかさに勃起は否応なく反応してしまっていた。
「こっちを向いて下さい」
伏し目がちに顔を向けた奥さんを至近距離で見つめていた。薄い化粧の香りが鼻を刺激してきた。見下ろす先のインナーの隙間から黒いブラジャーが覗いていた。勇気を出して肩に腕を回して一息入れて囁くことで一杯だった。
「いけないことだね」
奥さんの身体がビクッと驚くように震えていた。肩に回した腕に力を入れて抱き寄せるように身体を押し付けて捕まえていた。
「何をやってもいいってことですよね」
「誰にも言わない約束です。お願いします」
僕は完璧に従順な女性を手に入れたことをようやく理解していた。
「約束しますよ。奥さん」
おもいっきり嫌な男を演じて耳許で残酷に告げてみた。太腿で握る両手に力を込めた奥さんは、これから始まる行為に覚悟を決めたように頷きを返していた。余裕ができた僕は、至近距離で奥さんを本気で見つめて目を向けるのを待ってあげいた。
「ねぇ、どうしてそんなに見てるの?」
「綺麗だからだよ。奥さん若く見えますよ」
「からかってるの?」
ようやく目を合わせた奥さんに舌を出して唇を奪って舐め回していた。従順にされるままの奥さんの胸に手を伸ばして、ようやく揉み上げることができていた。
「柔らかい。何カップあるの?」
奥さんは何も答えてくれなかった。仕方がないからインナーを捲り上げて後ろのホックを外して確かめて、D65ですね。と声を掛けていた。肩からブラ紐を外して胸元からブラジャーを取り出してあげていた。
「ノーブラですね。乳首立ってますよ」
指を回して両手で乳首を転がして奥さんの反応を確認していた。奥さんは下を向いて喘ぐ声を必死に堪えているようだった。
「約束しますよ。大丈夫です」
そう諭して奥さんの背中に回り、両手でインナーに浮かぶ胸を揉み上げるように感触を楽しんでいた。
「柔らかいなぁ。そうだ、鏡に移動しましよう」
俯いたまま、鏡の前に連れてこられた奥さんは下を向いたまま後ろから胸を揉まれる行為を耐えているようだった。鏡に映る僕は、男の欲望を容赦なく行動に移しているどうしよもない姿として映っていた。
「顔をあげてよ」
首を振る奥さんを鏡越しに見つめながら、スカートの裾を掴んでおもいっきり捲って下着を露わにはだけさて挑発していた。
「いや!」
鏡の僕に怯える表情で黒いレースの下着を露わにされた奥さんとようやく目を合わせることができていた。
「やっと、目が合いましたね」
「変態」
鏡の奥さんは、強がるように僕に向かって挑んでいるようだった。