秘密の淫らなマッサージ-6
苦いような酸っぱいような味が、口の中に広がっていく。
「もっと深く咥えてみようか。それから、先生がおっぱいを舐めてあげたときみたいに舌をつかうんだよ」
「はい、先生……」
先生の言葉はまるで催眠術のようだった。
何かを言われるたび、由奈の体はその通りに動いていく。
男根の根元に手を添え、これ以上は開かないほど大きく口を開けて熱い肉の塊を頬張った。
喉がふさがれるようで苦しい。
でも我慢しなくちゃ。
舌の付け根まで使って唾液の音をびちゃびちゃと鳴らしながら、由奈は懸命にその巨大な性器をしゃぶり立てた。
「おお、いいぞ……すごいねえ、由奈ちゃんは上手だねえ」
「んむっ……んふぅ……」
褒められるとすごく嬉しい。
もっと褒められたい。
さらに深く咥え込もうとしたのに、先生はするりと腰を引いていった。
「これでもう準備ができたよ。そろそろ注射の時間だ」
先生は由奈に、床の上で四つん這いになりなさいと命令した。
そのとおりに由奈が動物のような四つん這いの姿勢をとると、頭を床に押し付けられ、尻だけを高く上げさせられた。
こんな格好だと、あそこが丸見えになってしまう。
先生はその部分をさらに大きく押し広げ、そこに去年のように指を突き入れてきた。
ぐちゅ、ぐちゅ、と膣の中を引っ掻き回されていく。
体が熱い。
おっぱいもあそこも、頭がおかしくなりそうなくらいじんじんしている。
また変な声が出てしまいそうになる。
いくら先生が相手でも、やっぱり恥ずかしくてたまらない。
「あぁ……だめ、こんな……」
「動かずにそのままでいるんだよ。ああ、由奈ちゃんもちゃんと準備ができたみたいだね」
ずるりと指が引き抜かれ、代わりにあの『注射』の先端が、ぐうっと由奈の入り口に押し込まれてきた。
「……っ!」
恐ろしいほどの圧迫感と重量感。
声を出すこともできない。
由奈はただ、床に爪を立てながら自身の肉路がめりめりと引き裂かれていくのを感じていることしかできなかった。
体がばらばらになりそうな痛み。
それでも先生に叱られるのが怖くて、動くこともできない。
先生は由奈の後ろで、ふう、ふう、と荒い呼吸を繰り返していた。
「ああ、いいよお、由奈ちゃんの処女マ×コ……きゅうきゅう締め付けてくる、最高だ……」
どういう意味なのかわからなかった。
でも、先生は喜んでいるようだと思った。
こんなに痛いことをして、どうして嬉しいんだろう。
考える間もなく、先生が激しく腰を打ちつけてくる。
ずぶっ、ずぶっ、と由奈の肉壁を抉りながら、逞しくそそり立った怒張に何度も子宮口まで突き破られていく。
「せんせ……っ……!」
「いいよお、犯したい、由奈ちゃんのマ×コ、もっとぐちゃぐちゃにしたいっ……!」
どこかが壊れたような先生の声。
怖くてたまらない。
だけど、さっきまでの焼け付くような激痛は消えている。
いまあるのは、胸を舐められていたときに感じたよりも、ずっと深く濃密な快感だった。
なんなの、これ。
あそこの中、擦られるの気持ちいい。
もっと奥の奥まで突いてほしい。
「あぁっ、あん、んっ」
さっき叱られたばかりのいやらしい声が、止めようもなく喉を震わせる。
このお注射、すごい。
いっぱいほしい。
叱られても叩かれてもいいから、もっとたくさん……。
頭がぼんやりしてくる。
先生の打ち貫いてくる速度が上がっていく。
「はあ、はあ、由奈ちゃん、いい? 先生の、いっぱい由奈ちゃんの中に出していい?」」
何を言われているのかが理解できない。
由奈はわけもわからず、うんうんと首を縦に振った。
「そうかあ、先生のが欲しいんだねえ……やっぱり由奈ちゃんはいやらしい子だね、自分から中出しして欲しがるなんて」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と肉胴が出し入れされるたび、由奈の体をびりびりと電流が走り抜けていく。
子宮の奥が収縮し、びくん、びくん、と激しく痙攣している。
由奈は何が起きているのかもわからず、悲鳴のような泣き声をあげた。
「だめえっ……! そんなにしたら……壊れる、壊れちゃううっ……!」
凄まじい勢いで腰を振り抜いた後、先生はぴたりと動かなくなった。
体の中に、どくっ、どくっ、と熱湯のような液体が大量に注ぎ込まれてくる。
それは由奈の中におさまりきらず溢れ出してきて、ぽたぽたと木の床板を濡らした。
先生の息は荒かったが、まだ由奈の奥に挿入されたままの『注射』は鉛のような硬さと巨大さを保っている。
由奈は静かに後ろを振り向き、おねだりをするように媚びた目で先生を見上げた。
「先生、お腹の中、また変な感じがするの……だから、もう一回お注射して」
「由奈ちゃん……?」
先生のいうこと、いっぱいきくから。
いい子になるから。
来年も、再来年も、そのずうっと先も。
きっといつまでも終わらない『検査』と『治療』を思いながら、由奈はうっとりと目を細めて微笑んだ。
(おわり)