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調教学園寮夜話
【学園物 官能小説】

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第9話『総括』-1

第8話 『総括』


 寮監室。 夕食を終えたAグループ5名は、椅子に座った寮監を囲み、車座になって正座している。 特別トレーニングの『日用装飾週間』は終わった。 ここは『報告』と『反省』を兼ねた『総括』のミーティングだ。

「上級生が揃ったことですし、始めましょう。 まず初めに、後輩の適応面、先輩の指導面、実施面について報告してもらいましょうか。 簡潔にね」

「はい。 失礼しまして、わたくし【A4番】から報告させていただきます」

 スッ、【A4番】が正座したまま背筋をピンと伸ばす。

「適応面から申し上げますと、概ね良好だったと思われます。 わたくし達の説明を1度で理解しないものもおりましたが、【2番】や【22番】が率先して行動したので、それを見るうちに理解したんでしょう。 夕食時に食堂に集まったCグループ生は、全員が何がしかの『継続的装飾』をつけておりましたわ。 『一時的装飾』につきましては、2日目の昼からわたくし達がチェックに回ったところ、不十分なものがほとんどでしたが、それなりのものを用意しようとする意図は感じられました」

 Aグループ生たちの脳裏には、こちらで用意した日用品を工夫する後輩の姿がよぎっていた。 輪ゴムを顔にまいて豚鼻を演出する子、ペットボトルを膣に咥えて膣壁を外から一目瞭然にした子、ペットボトルの蓋を鼻の穴に嵌めた子、割り箸を折って縦に並べてからオマンコに挟んで『梯子』をつくった子――最初は工夫も甘く、ありがちな発想が殆どだった。 加えてポージングもありきたりで、ダブルピースで変顔をするとか、白目を剥いて舌を出すとか、どれも自分の身体を痛めつけて苦悶を演出するばかり。 どうにもオリジナリティが見られない。 

 それでもこちらが無言でダメ出しをするうちに、それなりに装飾も仕上がりを見せ始めた。 例えば【22番】はコップを選び、『逆立ちをしてたまま肛門にコップを咥えて水をはり、光が反射して輝くおケツ』にした。 『花瓶』ではないところがミソで、あくまでも装飾という枠での演出だ。 胸が小さい【18番】は、乳房にクリップを環状にとりつけ、少しでも豊満に見せる工夫をした。 ポージングもお尻を∞字に振ってみたり、上半身を屈めて乳房を前後に揺すってみたりと、他との差異が出始める。

転機は【29番】の装飾だった。 胸が大きい【29番】が選んだ日用品は、水まき用のゴムホースだ。 3メートル弱の太くて長いゴムホースの両端に乳首から乳雲までを押し込んで、おっぱい同士をホースで繋ぐ。 そうしておいて両方の乳房を横にひっぱり、先端をグルグル回転させたのだ。 身体の脇で勢いよく乳首が回転し、併せてゴムホースも回転する。 そんなホースが足許を通るたび、ぽよんぽよんとおっぱいを弾ませながら、ゴムホースを笑顔で飛び越えた。 胸を鍛えながら全身運動までしつつ、おっぱいの先端を強調するアクセサリーで、【29番】曰く『おっぱい縄跳び』。 あまりのバカっぽさに、始めて見たループ生は、ほとんどが不覚にも吹いてしまったくらいだ。

それまでの、より苦痛を感じさせる、より嗜虐的なアクセサリーに偏っていた傾向は、【29番】の演出を境に変化した。 輪ゴムを重ねておっぱいを搾り即席のブラジャーをつくってみたり、同じく輪ゴムを組み合わせて亀甲縛りを編んでみたり、しならせた竹ひごを絡めあってクリトリスの包皮を挟んでみたり――どこかしらに遊び心が垣間見えるようになる。 日用品を工作する様子も、しかめっ面ばかりだったのが、そのうち笑いが混じりだす。 心から楽しんでいるというよりは、自分で自分を辱めることに対して開き直った表情だろうけれど……どんな形であれ、ウジウジするよりは前向きがいいに決まっている。 吹っ切れた結果はポージングにも表れて、ジャンプしながらこれでもかとばかりにオマンコをおっぴろげたり、柔軟性を生かして水平開脚してみせたり、照れ隠しの白目ではない満面の笑みを浮かべながら数十本の割り箸を咥えた肛門を開帳したりと、それぞれが意匠を凝らし始める。 半分以上のポーズや装飾は事前にAグループ生の話し合いで予想されたものだったが、残り半分は彼女たちの想像を超えたものだった。




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