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調教学園寮夜話
【学園物 官能小説】

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第22話『本番・花火大会』-6

 まだまだ仕掛け花火は続く。 寮監の趣味だろうか、マイナーな花火ほどラインナップが充実している。

 『タコ踊り花火』をオマンコからぶら下げ、タコ真似をする股間で花火がクルクル無様に回転させる少女。

 『吊花火』をY字バランスを作った尿道から垂らし、静かに行燈させる少女。

 『タイガータンク』ではM字開脚後にオマンコで『戦車型花火』を咥えてから、蜘蛛のように手足を動かして前後に動きつつ、少女は火花をまき散らす。

 『ケーブルカー』では四つん這いになってオマンコと乳首を糸で結ぶ。 少女は花火に、身体の正中線下を行ったり来たりさせたのだった。

 『バブルガム』に選ばれた少女は、オマンコに咥えた花火が佳境になると、オマンコの中から泡が膨らむ仕掛けだ。 膣から泡を溢れさせると、火が泡に反射して綺麗だった。

 『ピロピロファイア』という花火を肛門に加えた少女は、花火が進むに従い、ピロッ、ピーッ、ピローッ、間の抜けた音と共にピロピロ笛が伸びる。 肛門から火を噴いているだけでも滑稽なのに、堪らず其処此処で失笑が聞こえた。

 『パラシュート』をオマンコにセットした少女は、真っ直ぐパラシュートが飛ぶように、念入りに真上を狙ってオマンコに火をつけた。 飛んで行ったパラシュートがちょうどオマンコの真上に下りてきて、ピタリとオマンコを覆った時は、ギャラリーから自然に拍手喝采が起きた。

 『金魚花火』は水の中で燃える花火だ。 膣にペリカンを挿入し、さらにお酒を注いで即席の『ワカメ酒』をつくった少女が、オマンコの中に『金魚花火』を入れる。 お酒のアルコール分と共に激しく燃える金魚の姿は、少女が懸命に膣を拡げているとはいえ、ギャラリーの一部にしか見えなかった。 けれど誰もが膣から零れる赤い光に少女の必死さを感じたのだろう、まるでしっかり見えているかのようにオマンコを凝視するのだった。

 寝そべってから『アンテナ』風に腰を支えて足をあげ、パカッ、左右45度に開脚する。 脚の爪先に結んだ糸は『ナイアガラ花火』の架け橋だ。 オマンコの真上で火花の滝を演出した少女は、燃え尽きるまで1分近くかかる『ナイアガラ花火』が燃えている間中、オマンコを指で四方に拡げる。 火花をオマンコで受け止めて、オマンコの中を見て貰う……身を呈して牝性を晒す覚悟を体現するべく、火花の熱に耐えていた。

 そうこうするうちに、34人の花火が終わる。

 最後は、誰がなんといってもコレしかない。 少女がもってきたのは、たった一本の『線香花火』だ。 ステージの床に蝋燭をおき、蝋燭を跨いで直立する。 膣で『線香花火』のこよりを咥えると、ゆっくり膝を左右に拡げながら腰をおとし、蝋燭の炎をオマンコに迎え入れる。 やがて『線香花火』に火がともり、パチパチパチ……、小さくて、それでいて厳かな火花が散った。 オマンコ、陰唇、身体中を使って風から『線香花火』を守り、身体はピクリとも動かない。 少女の股間で命を燃やす『線香花火』は、めいいっぱい長い時間燃えたあと、そっと床に火玉を落した。 少女は余熱で赤らんだ線香花火の燃え滓にまたがり、ピュッ、一滴小水を放ってからステージを下りた。


 ……。


 既にエアコンは作動しておらず、窓を開けただけで冷たい空気が入ってくる。 鈴虫やシロヒトリ、コオロギの音色が耳に心地よい。 音楽隊の主役は、既に蝉から変わろうとしている。

「「かんぱーい!」」

 夜更けの寮長室で、小声ではあるが音頭をとる【A5番】。 よく冷えた水の入ったグラスが5つ、チン、と鳴った。 

「いやいやいや〜、長い夏だったけど、なんだかんだで綺麗にまとまった。 学園生活長いけど、今年の夏が一番綺麗に収まった気がするわ。 ずっとA生継続中な私がいうんだからさ、間違いない」

 【A5番】がしみじみと嘆声する。 他の4人もウンウン頷きながら、コップの水をコクコクと干す。

「厳しくできたし、ユーモアもあった。 C生も引き締まった感じがしたし……上出来ってことでいいんじゃないかな」

 【A5番】たちは、夏最後の『花火大会』を思い出している。 Aグループ生で打ち合わせたし、リハーサルした綿密な計画。 そこに加えて積極的な寮監のサポートが加わって、想定よりバラエティ豊かなイベントになった。 自分たちの意図が後輩に届くにしろ、そうでないにしろ。 やって後悔する行事なんて、そうそうない。 人が一生にする後悔の内訳は、やってしまった後悔1割、残り9割はやらない後悔だ。 

 夏の終わりを迎えたAグループの5人には、後悔は決してゼロではない。 けれども『やらない後悔』でいえば、気負いなく『ゼロ』と回答できる。 少なくとも過年度を知っている【A5番】は、胸をはってそんな風に言うことが出来る。 いつしか鳴き始めたクツワムシの音色に耳を傾けながら、夏の余韻のせいだろうか、寮長室の雑談はとりとめなく続くのだった。


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