ガリガル!!-8
「柚子ちゃんこそ、オレのこと好きって言ったのは本当ですか?」
「へ?」
そう言えば、走りながらそんなことを言った気がします。自分に素直に!!柚子も千晴にちゃんと伝えなければいけません。
「…本当だよ。なぜならば…柚子のこと女の子として見ていてくれたから。それと…今はもっと好きになった。なぜならば…柚子を受け入れてくれたから…」
柚子は真直ぐに千晴の目を見て伝えました。千晴は満面の笑みを浮かべると
「じゃあ、オレと付き合ってくれませんか?」
と言い右手を差し出しました。
「はい。こんな柚子ですがよろしくお願いします」
柚子はそう言って千晴の右手をそっと握りました…。
「あ、柚子ちゃん。アドレス教えて?」
「あ…忘れてた…」
「それと、電話番号も」
「はいはーい!つか、これ絶対順番おかしいわ…」
「あっ、それからスリーサイズもっ」
「……」