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快楽堂治療院
【SM 官能小説】

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快楽堂治療院3-7

「動かない方がいいから、固定させるよ?」
戻った神崎の手に、ゴムで出来たバンドのようなものが握られている。
「ん…っん…」
小さく息を上げる奈穂子は、ぼんやりとそれを眺めていた。
(固定?)
少し戸惑うが、神崎のしたいようにさせておいた方が良いだろう。
奈穂子は“コクン”と頭を振った。
神崎の手が、奈穂子の太股にかかり、持ち上げるように上に上げると、張り出していた棒に太股を沿わせバンドで括り付ける。
(あっ…この棒ってこうやって使うんだ)
奈穂子が、先ほどから気になっていた棒の使い方を、やっと理解出来たのは、自身の両足が大きく広げられ、固定された時であった。
今やすっかり解放され、神崎の目の前に余すことなく晒された自分の秘所が、どんな状態になっているのか、奈穂子には見なくてもわかっていた。
先ほどまでの上半身に与えられた快感によって、自然に溢れ出す滴とは別に、神崎の視線を感じることで新たに奈穂子の中に芽生えた羞恥による熱病が、更に粘度の高い蜜を己の奥深い場所から押し出すのを、奈穂子自身はっきりと認めていた。
神崎は、筒状の部品を奈穂子の入り口にあて、輪を描くように動かすと、中心に向かって真っ直ぐ、ゆっくりと押し入れていった。
「んぁぁぁぁっ…」
異物が挿入してくる感触に、奈穂子の喉から声が漏れる。
なおも進入してくる異物は、奈穂子の奥深くめったに誰も触らない場所で“コツン”とした手応えを神崎と奈穂子の両者に与えて止まった。
「ぁん…」
下腹部に緩い衝撃を感じ、またしても声が漏れる。
「痛く無い?」
神崎が問いかけた。
「う、うん…大丈夫…」
「じゃあ、一番弱いレベルからいくよ」
神崎は、手元のスイッチをゆっくりと動かす。
ビビビ…
微かに緩い刺激が流れる。
多分、肩や腰といった体の他の部位ならば、感じるか感じないかわからない程の微弱な刺激。
しかし、奈穂子にとっては、体の中でも一番敏感な、そしてデリケートな場所に与えられた刺激は、肩や腰とは比べものにならない。
「ひゃぁぁぁ!」
子宮に直接響く刺激に悲鳴が上がる。
神崎は、ジリジリと手元のスイッチを操作してゆく。
ピクピクピク…
どんどん強まる刺激が奈穂子を翻弄する。
「ゃぁ…ん…ぁんっ…んっ」
眉間に皺を寄せ、苦しげにも見える表情で、奈穂子の頭が左右に振れる。
神崎は、挿入された異物の根本を摘み、グリグリと奈穂子の中で、上下左右に動かしてゆく。
「ヒャッ!」
「んんん……んっ…あっ…はぁぁぁ…」
息も絶え絶えに呼吸をする奈穂子。
秘所の中で刺激を与えながら蠢くその物体に為す術も無い。
(はっ、はぁ…駄目…駄目…)
淫らな快感を求めようとする自分に戸惑う。
その直後、固く閉ざされた自分の後ろのつぼみに、何かが当たるのを、奈穂子は感じた。
(えっ?)
確かに感じる異物感に驚き、快感に翻弄されながらも
「な、何?」
神崎に訊ねる奈穂子。
「うん、直腸もね」
神崎は事も無げに答える。
(嘘でしょっ?!)
次に自分の身に起こるであろう出来事に驚愕する奈穂子。
その間にも神崎は、もう一つの異物を奈穂子の後ろのつぼみに送り込む準備を始める。
今や、奈穂子の秘所から溢れた蜜は、割れ目を添うように下へと流れ、後ろのつぼみも、その周りすらもテラテラと光らせている。
神崎の指が、蜜を絡め取るように動き、後ろのつぼみに照準を定めていた。


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