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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病〜治療用献体・笹木希〉-17

(や…やめて…もうやめてよ!やめてよぉ!)


畜人の眼前には希の肛門があった。
排泄の刺激を求めてかモグモグと忙しなく蠢く其れは、弛緩して小麦色の円が拡大し、その中心には桃色の粘膜まで現れていた。

臭くて汚い糞を垂れ流す器官である一方、これほど可愛らしい部位は他にあるまい。

患者はその魅力に誘われるように人差し指で撫でると、そのまま中へと潜り込ませた。


『座薬を挿す前に痔を患ってないか診てあげましょう。痛くてアナルプレイが楽しめなかったりしたら可哀想ですから』

「ぐむ〜〜ッ!!」


第二関節まで入った指はクニャリと曲がり、手首を利かせながら内部を触診していく。


(きッ…気持ち悪いぃぃッ!やめてよ、こんなコトッ!こ、こんな…こんなコトぉッ!)


間違いなくこの異常な患者の人体の一部が、体内に入っている。
その“一部”は時計の針の軌道のような円を描いて肛門内部をまさぐり、そしてそれ自体が愛撫のように緩やかなピストン運動まで見せるようになっていった。


『ん〜、私の触診では痔は見当たりませんが……ここはセカンドオピニオンに任せますかな?』

『それが正解だな。一人より二人、二人より三人に診てもらった方が発見率が上がるからな』

「んう"ッ?むぐ!ぷぐッ!?」


女体改造に強制排泄、そして集団による肛門触診……アナルプレイという言葉を知ってはいても、それは自分には関わりないと思って過ごしてきた希にとって、この今の状況は精神を保てる許容範囲を超えている。


『切れ痔もイボ痔も無いっぽいね。外も中も綺麗なアナルだよ』

『良かったな、俺達の治療の“役に立てる”ってよ』

『さて、座薬を挿してあげますからねえ』


触診に曝され続けた肛門では座薬の挿入をさほど感じられず、ただ発狂寸前の強烈な嫌悪感と羞恥心に苛まされるのみ。


『……座薬を奥の奥まで入れてあげるよ……ヒヒッ……私の可愛いのんちゃん……ヒッヒッヒ!』


畜人は辛抱堪らんと反り返っている肉棒に用意していたローションを塗ると、親指を尻の割れ目に食い込ませて握り潰し、痛々しくも泣き崩れている希を見下ろした。


『のんちゃんは私達のペットなんだよ……ヒヒヒヒッ…もう健ちゃんは“諦めな”よ……』

「ッ…!!!!」


晴らせぬ激情が〈恨み〉に変わり始めていた希は、とてつもない圧力を肛門に感じた。
それは肛門に男性器を突き立てるという蛮行であり、肛門強姦という凶行である。

いくら弛緩のみえた括約筋であっても挿入は容易ではなく、更に最後の抵抗を示した希の気力は、肉門を閉めようと残された全てを集中させた。



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