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ニカイノカノジョ・サンカイノカレシ
【OL/お姉さん 官能小説】

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キュウカイノソウコ-3

「しましたけど…」

「ルカにウチの仕事してもらっても給与払えないしね。手伝ってくれって頼んだのは、少しでもルカと一緒にいれたらなって思ったから。ここにおいでっていう口実」

 ちょっと嬉しそうな、でもちょっと困ったような表情でこちらを見上げられると、このままここに押し倒したくなる。

「わかりました。先にお邪魔してますね。何か夕飯かおつまみ用意しておきますか?」

「用意っていっても、ウチに調理器具ないの知ってるでしょ?どこかで買ってきてくれるか?」

 こくんと頷いたルカを手招きして、棚の陰へと誘導する。また何かされるのかと、少し警戒した様子ながら大人しくついてくる。

「これで買ってきて。これウチの鍵。入ったら警備解除のボタン押して内側から鍵かけておくこと。帰れるようになったらラインする。タオルは洗面台の棚の中に入ってるし、シャツは干してあるヤツどれでも着ていいから 」

 大人しく頷いて、鍵と数枚の千円札を受け取ったルカはノーガードで、そのまま小さい身体を抱きすくめる。

「か、課長」

「シッ。足音がする」

 離れようとするルカも、それに気がついたらしい。観念したように身動きが止まった。

『あれ、やっぱり陽花(はるか)ちゃんいませんよ』

 声の主は、2階の木下か。ルカを探しているらしい。木下の声に気づいたルカがこちらを泣きそうな顔で見上げている。大丈夫だ、と応えるかわりに頭を撫でた。

『諦めろよ。お先にって言ってただろ?帰ったんだよ。ほら、オレらも行くぞ。本郷課長待ってるし』

 この呆れた声は寺島係長か?

『えーっ。さっき、上に昇っていくの見た気がするんですけど。陽花ちゃんと飲みに行きたかったなー』

 ルカがしがみついてくる。どうやら本当に木下のことが苦手らしい。2人分の足音が遠ざかり、エレベーターのドアが閉まる音がしてから額にキスをすると、今にも泣き出しそうな顔でこちらを見上げ、首に腕を回してきた。胸に頬を押しつけてくる。

「こらこら、オジサン、汗臭いぞ」

「そんなことないです。むしろ、今ので私、変な汗かきました」

 ちょっと恨めしそうな声すら愛らしい。なだめるようにまた頭を撫でる。頭を撫でられるのは、セックスするよりも好きだという。

「大丈夫だよ。ルカが来てから鍵閉めたし。むしろ、そんなにひっつかれると、ここで襲うぞ?」

 言葉を探しているのか無言の唇を奪う。若干腕の中で身動いだものの、舌を差し込むと抵抗は止んだ。背中に回していた方の手を、形のいい臀部へ移動させると、小さく身体が跳ねる。逃げ出そうとするのを、棚に押し付けるようにして阻止する。

「今出ていったら、木下に捕まるぞ?もう少しここにいなさい」

「ここにいるのはいいんですけど…」

「いいけど、何?」

 抱いているだけで、大きくなってきた股間をルカに押し付ける。さらに困ったような表情でこちらを見上げる顔は、やっぱりそそる。

「ルカ、触って」

 驚いたまん丸な目。激しく首を横に振る。

「おっきくなっちゃったでしょ。責任取って」

「責任って、私、何もっ」

 慌てて離れようとした腕を掴み、そこへと誘導した。硬くなったそれは、服越しにルカの手のひらが触れただけで自分の意思とは関係なく反応する。その反応に驚いたルカはさらに離れようともがくが、そうはさせまい。

「ルカ、しゃぶって」

 ぶるぶると横に振る頭を押さえつけ、再び唇を奪うと抵抗が弱まった。形のいい耳に指を触れる。きっと寺島係長や木下は知らない、ルカの弱点。

「ルカ、お願い。今ここで襲われるのとしゃぶるのとどっちがいい?」

 観念したようにルカがしゃがみこむ。襲われるよりも奉仕するほうを選んだらしい。片手でルカの頭を撫でながら、もう片方の手でファスナーを降ろすとそれを引きずり出した。困惑した表情でこちらを見上げていたが、観念したのか、舌でそれにふれる。
 先端を丁寧に舌先で濡らしてから、小さな唇でそれをくわえた。誰に教え込まれたのか、口で相手を喜ばせるのは嫌いではないらしい。次第に頭をリズミカルに前後へ揺らし始める。洩れた吐息に、不安そうに見上げたルカと目が合う。

「大丈夫。すごい気持ちいいから。ほら、集中して」

 こちらの言葉に安心したのか、大人しく目を閉じるとその行為に集中する。文句なしで気持ちいい。こんな場所でこんなことをさせている背徳感。

「ルカ、出ちゃいそう」

 いいよ、と言わんばかりに、くわえたままでこくんと頷く。口と舌は動かし続けながら。

「こら、ほんとに出るって。いいの?このまま口に出すぞ?」

 見上げる目は、色っぽく潤んでいて。今度は頷く代わりにストロークを早める。唾がたてる、卑猥な音。堪らなくなって、ルカの頭を押さえつけ、小さな口内を白濁液で汚した。

「ごめん、今ティッシュ取って…」

『ごくん』

 床に座り込んだルカは唇を閉じると吐き出されたものを飲み込んだ。

「こらっ、何も飲まなくても。お馬鹿だなぁ」

 さすがにちょっと渋い顔のルカの頭を撫でる。けふけふと小さくむせたルカを抱き上げてから、すっかり通常サイズに戻ったそれを元通りにしまう。

「大丈夫かぁ?」

 作業台に戻って水分を取っていたルカが頷く。何だか不満そうなのは、こんなところであんなことをさせたせいだろうか。

「さ。すっきりしたからオジサンは残りの仕事頑張りますよ。早く帰って今度はルカにも気持ちよくなってもらわないとね」

 もう、と赤面しながら頬を膨らませたルカをもう一度抱き締めてから見送った。たまにはこんな休日出勤のご褒美があっても許され…はしないかもしれないけれど。ルカのおかげで残りの仕事が捗りそうなのは事実だ。


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