第13話 博物館で萌える少女-1
瑠璃子《るりこ》は、驚愕の表情でモニターに見入っていた。
温泉街の一角に、小さな博物館がある。温泉街の歴史等を紹介した、色々な展示物が置いてある。温泉地で発見された、古い遺物も展示されているし、資料を基に再現された模型やジオラマもある。映像資料もいくつかあり、それらの閲覧の仕方も、様々に趣向を凝らしてある。
ブースで仕切られた中のモニターで、個人で閲覧するタイプの映像資料もあった。瑠璃子は、そのモニターを見ていた。ブースで仕切られているので、瑠璃子しか、それを見ている者はいない。
そこには、温泉街の成り立ちに関する映像資料が、映し出されるはずだった。だが、瑠璃子は、全く違うものを見せられ、そして、驚愕させられたのだ。
クラスメイトの亜沙美が、同じくクラスメイトの早苗にヴァギナを弄られ、快感に悶えている様が、そこには映されていたのだ。それは、前日、クラス全員が温泉地に向かうバスの中で、早苗が亜沙美にレズプレイを仕掛けた時の映像だった。
なぜ、こんな所のモニターから、そんな映像が流れるのか、なぜ、バスの中でこの2人が、こんな破廉恥な事をしているのか。そう思い、混乱しながら、瑠璃子はモニターを眺め続けた。
クラスメイト同士でのレズプレイは、瑠璃子には、それほど驚く事でも無かった。彼女も瑞樹に、放課後の教室で、バイブでのオナニーの快感を教え込まれたのだ。それ以来、自宅で毎日、バイブをヴァギナでピストンさせ、掘削し続けて来たのだ。
早苗の自宅で、早苗と瑞樹と彼女の3人で、見せ合いオナニーに興じた事もあった。だから、早苗が亜沙美とレズプレイをしている事は、それほど不思議ではないと、瑠璃子は思ったのだ。
だが、クラスみんなの乗っているバスの中で、昼間から、ここまで快感に陥って前後不覚になる程のレズプレイをするなんて。しかも、それが映像に残され、何故かこんな、温泉街の博物館のモニターに映し出されているなんて、瑠璃子には訳が分からない。頭が真っ白になる程の驚愕だった。
更に、モニターには、亜沙美が見知らぬ男に犯される様まで、映し出されたではないか。Aが亜沙美の処女を奪う様も、バスに仕掛けられたカメラは捕えていたのだ。早苗はAとグルのようで、亜沙美は早苗に脚を開かされ、ヴァギナを丸出しにされた上で、Aに犯された。
その顔は、快感に悶えている。彼女は処女だったはずだ。処女喪失のファックで、こんなにも気持ち良さそうな顔をするものなのか。のけ反り、顎を上げる様からは、絶頂にすら至っている事が示されている。
驚く一方で、瑠璃子は、欲情の高まりを感じていた。媚薬は施されていない。瑠璃子は媚薬の影響下には無いが、バイブでのオナニーで、性の快感はその身体が覚えている。媚薬など無くても、友人がセックスで快感に悶え、絶頂に喘ぐ様を見せつけられては、欲情の高まりを抑える事など出来ないのだった。
今度は、早苗と瑞樹と由梨と里香と真美と亜由香が、旅館の室内で、一斉にオナニーをしたりレズプレイを堪能したりするシーンが映った。
次には、里香が見知らぬ男の宿泊する部屋に連れ込まれ、彼等に凌辱されるシーンだ。自分達の部屋でのオナニーやレズプレイで敏感になっている里香は、部屋に連れ込まれた時には、すっかり精神を崩壊させられている様子で、男の言いなりに、オナニーを見せ付けるなどの卑猥な行為を展開している。
瑠璃子の欲情は、更に、急速に、高まって行く。
由梨と真美も部屋に連れて来られ、淫行はエスカレートして行く。瑠璃の欲情も、エスカレートして行く。亜由香も来た。そして、4人が処女を奪われた。瑞樹や早苗も部屋にやって来たが、弥生先生までやって来たのには、瑠璃子は唖然としてしまった。弥生も、早苗も、瑞樹も、完全に男達の手先として振る舞っているように見える。そして、その3人に精神を崩壊させられ、里香と由梨と真美と亜由香が、男達の慰みものになって行く様子が、見て取れた。
遂には、女子高生6人と女教師1人が、6人の男達に、散々に、そのヴァギナを愉しまれる様が映された。
なんて酷い事を、とか、弥生や早苗や瑞樹が、教え子やクラスメイトを裏切ったんだ、という想いを抱いたのは、ほんの短い時間だった。映像から見せられる、女達の表情や仕草や態度などから、瑠璃子が抱くようになった感想は、
「気持ち良さそう。」
だった。
モニターの中のクラスメイト達は、明らかに快感に満ちた、喜びを感じた、幸せを抱いた顔をしている。処女喪失ファックのはずなのに、痛そうなそぶりも見せず、嫌がる態度も微塵も無く、嬉々として男達に、処女のヴァギナを献上しているように見える。全員が、完全に、凌辱される事を愉しんでいる。犯される事を堪能している。そうとしか見えない。
「本当に、気持ち良さそう。」
瑠璃子は、羨ましくさえなって来た。クラスメイト達が、快感に溺れさせられた上で処女を奪われ、更に破廉恥な淫行に及んでいく姿に、止めども無く欲情が高まって行ったのだ。
「私も、犯されたい。処女を、奪われたい。」
瑠璃子は、凌辱願望に目覚め、それを、はっきりと自覚するに至っていた。