第12話 淫猥な温泉街-6
美紀子が、電マの入ったきんちゃく袋を、股間に押し付けている事も分かった。亜由香に肩を抱かれながら、絶頂しているのも分かった。すぐ近くを通り過ぎる観光客は、気付いた様子は無いが、由真には美紀子の絶頂が、手に取るように分かった。
佳代子が、早苗と瑞樹に挟まれ、2人に肩や腰を抱きかかえられながら、乳房や股間にも2人の手の侵略を受けている様も、由真には視認出来た。周囲の人に気付かれないように、上手く抑えて絶頂しているみたいだが、由真には佳代子が絶頂している事が、手に取るように分かった。
他にも、由真を見てオナニーやレズプレイをして、絶頂を堪能しているクラスメイトが何人もいる。嬉しかった。自分の裸体と痴態が、クラスメイトのおかずになり、彼女達に快感を与えている。そんな至福の感情と共に、由真はまた絶頂の時を迎えようとしていた。
突如、バイブが奪い取られた。代わりに、涌井のペニスが突入して来た。由真の処女ヴァギナが、涌井のペニスに貫かれたのだった。
由真の処女は、奪われた。
そして、処女喪失の1秒後、クラスメイトのおかずになった喜びと、処女を奪われた興奮とに、身も心も打ち震えながら、由真は絶頂の快感を堪能した。
涌井は突いた。処女を奪ったばかりの女子高生の尻に、下腹部を何度も打ち付けて行った。パシン、パシン、と音を立てながら、渾身のピストンを見舞って行った。由真は何度も絶頂した。秒単位で、絶頂は訪れた。絶頂、絶頂、また絶頂。そんな状態だった。
自分の絶頂に触発されて、クラスメイト達も絶頂を繰り返している事が、絶頂に漂白された頭でも実感された。見えていたわけでは無いが、既に焦点を失った目に、それがはっきりと映っている訳は無いが、クラスメイト達の絶頂を、由真は、まざまざと感じる事が出来た。
大好きなクラスメイト達と分かち合う、幸福と興奮に満ちた絶頂の連鎖に、心と体の奥底まで痺れた。こんな快感を味わえるなら、もう何もいらない。この快感を味わえる立場を維持するためになら、何でも出来る。由真はそう思った。いや、誓った。
何が何だか分からなくなっている内に、いつの間にか由真は、涌井のペニスに向かって口を開け、舌を突き出していた。発射を受け止め、飲み下した。
「お前の処女マンコも、最高に、良い具合だったぞ。」
称賛への喜びに胸を躍らせながら、由真はしばらく、全裸のまま倉庫の床に横たわっていた。
佳代子は、また1人で、トボトボと温泉街の道を歩いていた。いつの間にか、早苗と瑞樹はいなくなっていた。由真の絶頂と共に、自分も絶頂させられ、その余韻から覚めてみたら、彼女は一人だった。
しばらく歩いていると、建物の隙間から飛び出して来た男が、声を掛けて来た。
「お姉ちゃん、そこで一発、ヤらせてくれないか?」
「はい。」
佳代子は、反射的に応えた。見ず知らずの男の、余りにも単刀直入なカラダ目当てのナンパに、二つ返事で承諾した。その事に何の躊躇も、何の抵抗も、感じなかった。いつでも、どこでも、誰にでも、求められればカラダを与える事が、当然の事として彼女には認識されていた。
男は建物の隙間に入る。佳代子はそれを追いかける。通りから1mも入ってはいないが、一応は、誰にも見られないと思える場所があった。そこで男が立ち止まったのを見た佳代子は、自らジャージのズボンを膝くらいにまで降ろし、壁に手を突き、尻を付き出して言った。
「どうぞ、ハメて下さい。」
自分が奴隷になった事を、佳代子はしっかり認識していた。誰の奴隷になったのか、自分の主人がどれくらいの人数なのか、佳代子は、よく分かっていなかったが、単刀直入に彼女のカラダを求めて来る者は、全て主人なのだと認識した。
奴隷が主人に、ヤらせろと言われたのだから、佳代子は、自分の取るべき行動は、これしか無いと思ったのだ。
その、佳代子の見知らぬ男は、涌井の手下のBだった。午前中に加奈の処女ヴァギナにペニスを突き立てたBは、女子高生凌辱の午後の部を、愉しもうとしているのだ。
Bに声を掛けられて20秒くらいで、佳代子はBのペニスに、ヴァギナへの侵入を許した。ひと言声を掛け、20秒で女子高生を凌辱できる。Bは、これだから涌井の手下は止められないと思う。そして、ヴァギナを犯されてから絶頂までは、声を掛けられてから侵入されるまでよりも短い。
Bは、絶頂による佳代子のヴァギナの蠕動運動を、2回ペニスで堪能すると、チュポンとペニスを引き抜き、スタスタと歩き去って行った。発射されなかった事を、少し残念に思いつつ、佳代子はジャージを擦り上げ、服装を手早く整えて、男に続いて建物の隙間から這出した。
そこに、美紀子が歩いて来るのを、佳代子は見た。Bは、美紀子にも声を掛けた。
「お嬢ちゃん、そこで一発、ヤらせてよ。」
「うん。」
美紀子も、2つ返事で受け入れ、素直にBの後に付いて行った。
さっき佳代子がハメられた場所で、美紀子もジャージのズボンを降ろした。ビールケースのようなものに、Bが腰を下ろすのを見届けると、その上に跨《またが》り、自分でBのペニスを握り、ヴァギナに当てがいながら腰を落とした。ひと言声を掛けただけで、自らヴァギナにペニスを導いた美紀子を、Bは愉しんだ。
美紀子も2回の絶頂で、Bのペニスにヴァギナの蠕動運動を味わわせた後、解放された。建物の隙間から這出してみると、そこに由真が歩いて来た。