第11話 雑踏の痴態-3
由真《ゆま》は、里香と一緒に土産物店の一番奥の民芸品コーナーにいた。さっきまでは同じ学校の違うクラスの生徒達が周囲にいたが、どこかへ移動して行ったようだ。今は民芸品コーナーには由真と里香しかいなかった。
由真も別のコーナーに向かおうかと移動しかけたが、里香に呼び止められたのだった。
「ねえねえ、見て由真。この置物、可愛いくなぁい?」
由真は、里香とのおしゃべりに気を奪われて行った。里香も昨晩Eのペニスに処女のヴァギナを貫かれ、涌井達の奴隷と化した少女だ。その里香が、この場に由真を足止めしているのは、偶然では無い。
涌井達に由真の処女ヴァギナを、今ここで献上させる為に、彼女に話し掛ける事で動きを封じているのだ。すらりと背が高く、乳房も豊満で、顔立ちも端正なのが、由真だ。彼女も、これから涌井達の餌食になるのだ。
佳代子のもとから立ち去った女子高生達が、里香と由真の周囲を取り囲んだ。
「みんなも、民芸品買うの?」
突如クラスメイトが密集して来た事に、由真は嬉しそうな顔を見せていた。弥生を含め、彼女のクラスは皆、仲が良いようだ。その仲の良さも、涌井達の凌辱に都合よく利用されることになる。
クラスメイトに囲まれた事で、由真は媚薬の充満した空間の只中に置かれることになった。頭がボーッとして、股間がムズムズして来る。処女の彼女には、それがどういう反応なのかも、自分が何を求めているのかすらも、良くは分からない。だが、妙に人肌が恋しいような、誰かに甘えたいような気持は、強く感じていた。
その時、真美が突如由真に正面から抱き付いた。野外であれどこであれ、女の子同士で抱き合う事など珍しくも無いし、実際由真は、屋外で真由と抱き合った経験も、一度ならずあった。だから、抱き付かれた事には、動揺も驚きも無かったのだが、抱き付いて来た理由が分からず、少し戸惑った。
が、それ以上に、抱き付かれた瞬間に、自分自身のカラダに起こった反応に、由真は遥かに絶大な戸惑いを覚えた。真美の乳房の感触に、猛烈な快感を覚え、もっと激しく自分の乳房を押し付けたい衝動に駆られたのだ。
真美も由真も、どちらも長身で巨乳だった。真美が幼顔で由真が大人びた美人顔であるところが違うが、抱き合えば、巨乳と巨乳がちょうどぶつかり合う形になる。
これまでも、何度も抱き合った事はあり、真美の乳房を自分の乳房の上に、感じた事くらいあった由真だったが、こんな気持ちになったのは、初めてだった。
それが媚薬の効果である事など知る由も無い由真は、さっきから感じていた人肌恋しさや甘えたい衝動に加え、たわわな乳房同士が押し付け合われる快感に、急速に全身の力が抜けていくのだった。そこに、こんどは十分に驚くべき事が起きた。
真美がディープなレズキスを仕掛けて来たのだ。軽くチュッと触れるくらいのキスなら、女同士で、これまでにもした事はあったが、チュウチュウと唇に吸い付き、舌を刺し込んで来て、口内でレロレロと動かされるようなレズキスは、初めてだった。
それと同時に、由真を抱きしめる真美の手に力が籠められ、乳房と乳房は、より強い力で押し付け合われることになり、4つの乳房は、横幅が従来の倍くらいになる程に変形した。
真美は、膝の曲げ伸ばしまで使って、身体を上下動させたりもしたから、真美の乳房の圧力による由真の乳房の変形は、より大きく、より多様となり、そこから駆け上る快感も、更に強力なものとなった。
「はぁあ・・はぁ・・はぁ・・あぁ・・」
由真は、いつの間にか呼吸を荒げていた。自分でも気づかぬうちに、快感を、息遣いで露わにしていた。濃密に押し付けられていた唇が離れて行くと、由真と真美の間に、唾液がねっとりと、白く太い糸を引いた。
その時、由真の頬に誰かの手が触れ、由真の顔を左横に向けた。そして別の唇が由真の唇に押し当てられる。随分頑張って、背伸びをして由真にレズキスをして来たのは、由梨だった。中背の由梨が由真にキスをするには、かなり背伸びをしなければいけなかったのだ。
由真は反射的に、由梨に覆いかぶさるように、前傾姿勢になり、頭を低く下げたから、由梨は背伸びの必要が無くなり、由真の方が積極的に、由梨の唇を奪って行っているような形になった。舌も、由真の方から由梨の口内に突入している。土産物店の中である事を失念する程に、由真の欲情が高められている事が、浮き彫りとなった。
由梨に、上の口を襲われたと同時に、由真は、下の口も襲われていた。レズキスに夢中になっていた事で、由真は気付かない内に、股間から駆けあがる快感にも溺れさせられて行き、その身体をのけ反らせていた。
由真の股間には、里香の指が埋没していた。ジャージの上からだが、布地ごとヴァギナに侵入して来ていた。右手の指をヴァギナに埋没させながら、左手の指はクリトリスを刺激している。尻側から右手を、前側から左手を股間に差し入れ、ヴァギナとクリトリスを同時に責めている。
乳房にも、4本の手が伸びている。真美と由梨の両方の手だ。真美の左手が由真の右の乳房を挟むように掴み、由梨の左手の指先が、頭頂部から埋没して来ている。乳首を乳房に埋め込もうとでもするかのような愛撫の仕方だ。
由真の右の乳房は、由真の手が内側から、真美の手が外側から、手の平全体を使って挟み込んでいる。大きな乳房は表面積も大きいので、手の平2つで揉む事が出来たのだった。