The Disappearance of kira-5
拷問されながら男根を賤しく頬張る姿を視られている、という被虐感がキラを甘い陶酔に誘う。
催淫剤はキラを飢えさせ、麻薬は限りない高揚を生みだし、覚醒剤は苦痛を快楽に変えた。
キラはともすると崩壊しそうになる意識を、口腔の中で暴れる肉塊に集中して繋ぎ止める。
溶かしちゃうもん。このチンポが逝くまで離さないもん。美味しいお肉、食べ残したりしない。もっと、もっと、もっと深く飲み込むの。喉の奥まで。
「どうよ?『銀疣の政』のでち棒の味は。美味しいか?」
キラは口から吐き出した黒く奇怪な巨根を見つめ、根元から亀頭までを指で辿り、声を震わせた。
「は………はいッ、とってもッ!とっても美味しいですッ!………………でも、でもこれッ、こ、この、ピアス?……が、もの凄くてッ!ひ、引っ掛かるんですッ………こ、こんな、こんなのお尻に入れらたら………」
キラは喉を「グビリ」と鳴らして焦点の合わない目を泳がせる。
「ボ………ボクッ、く、狂っちゃうッ!」
指を巨根に絡ませ、ゴツゴツと突き出した銀のピアスを確かめ、この禍々しい逸物が自分の小さなアヌスを貫くのを想像したキラに飢餓にも似た欲望が襲う。
「欲しいッ………これ、欲しいッ………き、気い…狂うッ……凄ッ………………」
趙は、キラの肋の浮いた脇腹をチェストに置いてあったアルコールランプで炙った。
真っ白な柔肌を青い炎が舐める。
「ヒ────────────イッ!イッ!イッ!」
白い裸身がねじ曲げ、苦痛の緊張でそのしなやかな背中に筋肉を浮き上がらせたキラが悶絶する。
「欲しがれ。お前ができる限りの誘惑でチンポを欲しがれ。そうすりゃご褒美が待ってるぞ。大好きな熱くてデッカい肉棒は欲しくないか?」
「ど、どどどどっ、どんな責めでも受けますッ!どんな人のチンポだって舐めるし咥えるし絞りますッ!何人だって、何十人だってお相手しますッ!売ってくださいッ!ボク、街で男誘って売春したっていいからッ!輪姦されたって、見世物にされたっていいッ!ああああっ、だからっ、お願いッ!ちょうだいっ、その素敵なおチンポっ!何回でも、何十回でも、犯してッ!犯してッ!犯してッ!その物凄っごい銀のイボイボのゴリゴリのピアスでボクを摺り下ろしてッ!お願い──────────────イッ!」
淫乱な天使。
その表情はぞっとする程淫蕩で、唇はだらしなく開いて瞳は欲望の炎が燃える。
アッシュブリーチの髪を乱しに乱し、淫門を掻き毟り陰茎から先走りを迸らせて絶叫する。
その壮絶な痴態を見て、趙は納得がいったように頷いた。
「いいだろう。そのかわりこれから地獄へ直行だ。いいんだな?」
キラは首をブンブン縦に振り、再び尻たぶを力の限り拡げ、うごめく肉穴をパクパクと開け閉めさせてその内臓をさらけ出す。
まるで昆虫を誘う食中植物のように、その消化液は男を狂わせる淫靡な香りを放った。
期待。飢え乾いた欲望が燃え上がる。
その感触。飢えた淫花が滾る怒張にキスをする。
「お、おおッ、おおおおッ………………アアアアアアッ!アア───────────────────────ッ!いいッ!いいいいいッ!いいのッ!」
極太のカリを「ゴボリッ」というくぐもった音を立ててキラのアヌスが飲み込む。
続いて、ブツリ、ブツリと銀の大きなピアスが肉を巻き込んで行く。
初めての金属の感触は新鮮で、衝撃で、熱狂。
圧倒的な充足感と猛烈な快感が渇きを癒し、飢えを満たす。その、充実。
「こんなのッ!……こんなのッ!凄ッ!………凄いッ!…アアアアッ!」
そして、抽送が始まる。