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快楽堂治療院
【SM 官能小説】

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快楽堂治療院2-3

…ジュン…
太股を神崎の手のひらに撫でさすられると、麻沙枝の秘所は湧き水のように蜜を溢れさせ、麻沙枝の中心から流れ出した蜜で、花弁がヌラヌラと光る。
花弁を光らせた蜜は行き場を無くし、引力に従うように長く長く糸を曳きながら床に降りてゆくのだった。
「暖まってきましたね」
神崎は嬉しそうに麻沙枝を見る。
「んふっ…ぁぁ…ぁぁん」
瞳を潤ませて喘ぎ声をあげる自分を神崎が見ている…そう思うだけで麻沙枝は羞恥と快感が同時に押し寄せるのを感じた。
「今の体温は…」
神崎が独り言のように呟き、麻沙枝のつぼみに差し込まれていた体温計を引き抜く。
「ぁぁぁぁっ!」
体の中から異物が引き抜かれる感触に、麻沙枝の口から更に大きな声が漏れる。
「…36.2度…」
神崎は、水銀の高さを読みとり
グググッ…
再び体温計を麻沙枝の体内に戻した。
「くっ…ふぅ…」
僅かな時間に抜かれ、再び差し込まれた異物は抽送を思わせ、麻沙枝は初めて体験した後ろの窄まりへの責めに、素直に快感を認めた。
神崎の指は、蜜をポタポタと垂らす麻沙枝の秘所には触れようともせず、麻沙枝はジリジリと焦りにも似た疼きを感じる。
(さ、触って欲しい…)
心に芽生えたはしたない欲望は、着実に麻沙枝の全身に広がってゆくが、麻沙枝には乞うことなど出来るわけも無い。
「ぁん…はぁぁ…」
熱い喘ぎを続けるだけであった。
クゥーンクゥーン…
突然、神崎と麻沙枝以外の何者かが、治療室に進入してきた気配に麻沙枝の体がビクリと揺れる。
「おや?マック…駄目じゃないか」
神崎が何者かに話しかけている。
麻沙枝の目に神崎の足下にすり寄りながらクンクンとじゃれるスマートなダルメシアンの姿が映る。
「ここに入っちゃいけないって言ってあるだろ?」
神崎が諫めているが、スマートな犬は聞き入れること無く神崎に甘えている。
「すみませんね。ここに入れないようにしているんですが…」
神崎が許しを乞うように麻沙枝にそう言った。
「先生のワンちゃんですか?」
麻沙枝の表情にも笑みが浮かぶ。
「ええ、甘えん坊で寂しがり屋なもんですから」
神崎のはにかんだ顔が可愛い。
「邪魔はさせませんから、隅の方に居させてもいいですか?」
「ええどうぞ」
神崎がマックと呼んだその犬に指で何か合図を送ると、スマートな犬は神崎の指示に従い机の横に移ると座り込んだ。
麻沙枝は、マックにまでも自分のあられもない姿を見られていることに、例えようの無い羞恥を覚えるが、それもまた麻沙枝の秘所をしとどに濡らす理由にすらなってしまうのだった。
神崎の指が再び麻沙枝の太股に戻ろうとした時、
「チリンチリン」
玄関から呼び鈴の音が聞こえた。
「あれ?おかしいな…次の患者さんの時間にはまだ間があるのに…」
神崎は不思議そうな顔をしたが、
「お客さんが来たみたいです。少し待って下さいね」
そう言うと部屋から出て行った。
「ハ…ハァハァ…」
麻沙枝はおあずけを食らったような気分になってしまう。
フッと目を移すと、じっと麻沙枝を見つめているマックと目が合う。
(やだ…見てるのかしら…)
秘所にマックの視線を感じてしまったような気がして、麻沙枝は恥ずかしくなった。
(私ったら…馬鹿ね)
なにも見知らぬ男に見られているわけじゃ無い。相手は犬なんだから…と、麻沙枝は少しおかしく思う。
…カシャ…
マックの首輪が鳴る音が聞こえた。
麻沙枝がマックに目をやると、机の横に座り込んでいたマックが立ち上がり、真っ直ぐ麻沙枝の居る椅子に向かってゆっくり歩き出すのが見えた。
(え?何?)
麻沙枝が戸惑っていると、マックは麻沙枝の足下まで近寄りフンフンと鼻を鳴らしながら麻沙枝の匂いを確かめているようだ。
(やだ、何よ…)
麻沙枝は身を捩らせマックの鼻から逃れようとするが、足は大きく開かれたまま固定されているので、ただクネクネとお尻を振るだけなのだ。
マックの鼻が牝の匂いを嗅ぎ付けたようだ。
前足を麻沙枝の太股にかけ、立ち上がるように伸び上がると、鼻先を秘所に近づけクンクンと匂いを嗅ぐ。


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