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素肌のままで
【女性向け 官能小説】

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次の瞬間、そんな行為はなかったかのように
男性陣に笑いながら
「自己紹介とか終わった?」
と、聞くけど、席に座る気配はなくて

「はい。あとは三浦さんだけですよ」

「そっか。じゃぁ、あとは楽しんで」
「え?」
「三浦さん、帰りはるんですか?」

三浦さんの発したセリフに女の子が不満げに口をとがらせると

「ごめん。この後用事があるねん」

あぁ・・・最後の最後までかっこいい顔で笑うんだな。

三浦さんの視線は私にはなくて
そんな三浦さんをぼーっと見つめた。

「じゃぁ、真実ちゃん行こか」
「え・・・」
「これ、俺と真実ちゃんの会費ね」

そばにいた男性に2人分を渡して

「ほら、みんなに最後の挨拶して。車、そこに置いてあるから」
「え、あの」

三浦さんは私の席に来て、私のコートとカバンを持ち上げた。

「この後の約束って、西田さんとですか?」
「そう。ごめんな。合コン抜け出して。
でも男女の人数は合うよな?」

そう言いながら、みんなに見えるように私の手を握った。

「あの、三浦さん」
「いいから。俺らの話はあとで。先にここでの挨拶して」

そう促され私は訳も分からず、みんなに挨拶をした。

「じゃぁ、俺ら行くから」

私とつないだ手に軽く引っ張られて三浦さんと二人でお店を出た後
すぐ外に止めてあった三浦さんの車に乗り込んだ。




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