投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 434 「夏の出来事 5」 436 「夏の出来事 5」の最後へ

お願い-3

タクミが背中をさする。

顎を肩に乗せている
ちづるがポロポロと涙を落とし
タクミの服を濡らした。

タクミが静かに言う。



「、、1人で、生きていきたいの?」


「、! 〜っ、 、」


「実家に戻って、、。
 男には頼らず、、みたいな 」


「、〜っ、、、違う 」 



「 、、そうかな、、。 
  俺からは、そう見えるよ」


「 〜っ、 、、そうじゃ、ないの」


「 、、、、。」



「〜っ、 今度は、、もっと
 ちゃんと、、、
 自分で、決めなきゃ って、、 」


「、 、 、、 」



「 〜っ、 、離婚 だって、、
 私、、、 待ってたんだと 思う
 隆史から 離婚しようって、、
      言われるの    」



「、 、 、、 」



「全部、、、そうだった気がする
 〜っ、、 
  いつも 周りに、、
 決めてもらってから 
   動いてきた 気がする  」




「、 、 、 、、、」




「 〜っ、、 でも 結婚は
 それじゃ、、
   駄目だったと、、思う 」



「、 、、 、 」



「 〜っ、 だから、、
   今は、 、、 、  
      やっぱり   」



「、、俺に
  決められたくない、か。」 



「、! 、 、、
   〜っ、 、 、、一緒に
   なっちゃうから、、、
     今までと、、、  」


「、 、、、、 」



「それは、、 やっぱり
   良くないと 思うから 」




「、、つまりーー、、、。
 ちづちゃんは今
 俺と暮らす事を選ばない
    って事だぁーねーー、、 」 


「! 〜っ、 、、  っ、 」




タクミは
ちづるの肩を持ち
少しだけ自分の身体から
ちづるを離す。

そのまま至近距離でちづるを
見つめる。

ちづるは
どう答えてよいのか分からずにいる。

タクミの辛そうな顔を見ると
涙がポロポロ出てくる。

タクミの目も、
ほんの少しだけ赤い。
少しだけ微笑んで静かに言う。




「、、、ふふっ、、
 嫌な、、、
 意地悪な質問してるねぇ〜 
        俺    」


「〜っ、 っ ぅっ、、 
  〜っ、  っ  っ  」



「、、でも、そこーー、、、
  大事なトコだから、、
   答えて くれません? 」



「、! 〜っ、 、、 ふっ  
  〜っ、、 ぅっ  〜っ、、」



「、 、 、、、、、。」


「 〜っ 、、  
  もっと、、、〜っ 、、、
  ちゃんと  するから  」 



「、 、、、ちゃんと ?」



「 〜っ 、実家、、戻ったら
 〜っ お母さんにも、、
 言って、、泊まりにくる   」



「、、、彼氏が、いるって? 」


「、 、 ん 」


「 ちゃんと言える〜?」


「! 、、 ん  言える よ
 〜っ  、、 だって 私  」


「、ん? 」


「 〜っ 、、大人だから 」


「 、、、、うん。」


「 、、 、 
   タクミ君は ? 」


「 ん?」


「、、、もう、 いいの?」


「 ? 何が? 」


「、 、 、、っ  」


「 ? 」





至近距離で話し合ってた2人だが
ちづるは気まずそうにうつむき
黙ってしまう。


「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 434 「夏の出来事 5」 436 「夏の出来事 5」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前