裸-3
タクミはちづるを気遣い、
セックスをやめた。
枕元に置いてある
ティッシュを取ると
ちづるの鼻を拭こうとする。
ちづるは「大丈夫、、」
と小さく呟き
タクミからティッシュをもらう。
タクミは心配そうにちづるの
横に寝そべりながら
2人の身体に布団をかける。
電気のリモコンを取ろうとした。
ちづるが慌てて言う。
「! 待って!」
「 ぇ?」
「ぁの、、電気は、、
、、つけないで 」
「ぇ? 、、でも 」
「〜っ 、、お願い 」
「、、。 ん 、」
ちづるは布団の中で丸くなり、
ティッシュで鼻を押さえている。
自分の隣に寝そべって
心配そうにしているタクミを見る。
タクミが、
まだ勃起しているのが分かる。
胸が罪悪感でいっぱいになった。
しばらくするとちづるは静かに言う。
「、ん、、もう、大丈夫、、
止まった 」
「ん。 じゃあ、一瞬だけ。
つけるよ? 」
「 ぇ? 、、でも 」
「確認だけーー
しなきゃ。 ね? 」
タクミはリモコンを持ち、
部屋の灯りをつけた。
ちづるの顔を見て言う。
「、、、 ん。 止まったね。」
「 、っ ぅん。」
タクミは確認が終わると
再び灯りを豆電球にしようと
リモコンを持つ。
部屋が、ゆっくりと暗くなる時
ちづるはまた、
タクミの下半身を見た。
さっきよりは治まっているか
まだ勃起はしている。
少し考えてから、ちづるが言う。
「 じゃあ、 、、」
「 ん? 」
「 続き、を 」
「 あーぁ、、。 、、」
タクミは、枕のうえで両腕を
頭の下に置いて天井を見ている。
ふと、ちづるを見て
片手をちづるの頬に伸ばす。
頬を撫でながら言う。
「まぁ、、いいんじゃん?
疲れたっしょ? 」
「ぇ? 、 、、、でも 」
「 ぁ。 まだちょっと、
身体、、足りない感じ?」
「 え? 、〜っ ううん!
私は、、 、 大丈夫
〜っ 、、 でも 」
「ん。 良かった 」
「でも、、タクミ君 が 」
「 ? 俺が? 」
「、、、 っ 、 、 」
「 ? あぁ、
イッてない って?」
「、 、 、、うん。」
「 、、ふふっ
別に、そんなん
気にしなくていいよ。」
「 ? 、、、なんで? 」
「、、、。 ふふふ 」
男がイくかどうか が
ちづちゃんのセックスの
基準なのかなぁ
まぁ、 、
「そりゃあ、、そうか。
他に分かりやすい
基準なんてないし、、」
「 ? 、、、 ? 」
「んーんーー、、、
なんでもない。 」
「、? 、、〜っ 、、
、、ごめん 」
「 ん? 何が?」
「、、、、、 っ 、
鼻血で、、、
中断、、しちゃって
〜っ、、、 」
「、、、。 ちづちゃん 」
タクミはちづるの頬に手を置いて
至近距離のちづるの顔を見つめ
真剣な眼差しで言う。