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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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-3

タクミはちづるを気遣い、
セックスをやめた。

枕元に置いてある
ティッシュを取ると
ちづるの鼻を拭こうとする。

ちづるは「大丈夫、、」
と小さく呟き
タクミからティッシュをもらう。

タクミは心配そうにちづるの
横に寝そべりながら
2人の身体に布団をかける。
電気のリモコンを取ろうとした。

ちづるが慌てて言う。


「! 待って!」


「 ぇ?」


「ぁの、、電気は、、
   、、つけないで 」


「ぇ? 、、でも 」


「〜っ 、、お願い  」


「、、。 ん 、」 



ちづるは布団の中で丸くなり、
ティッシュで鼻を押さえている。

自分の隣に寝そべって
心配そうにしているタクミを見る。

タクミが、
まだ勃起しているのが分かる。

胸が罪悪感でいっぱいになった。

しばらくするとちづるは静かに言う。

「、ん、、もう、大丈夫、、
    止まった    」


「ん。 じゃあ、一瞬だけ。
      つけるよ?  」


「 ぇ? 、、でも 」


「確認だけーー 
    しなきゃ。 ね? 」


タクミはリモコンを持ち、
部屋の灯りをつけた。

ちづるの顔を見て言う。

「、、、 ん。 止まったね。」


「 、っ  ぅん。」


タクミは確認が終わると
再び灯りを豆電球にしようと
リモコンを持つ。

部屋が、ゆっくりと暗くなる時
ちづるはまた、
タクミの下半身を見た。

さっきよりは治まっているか
まだ勃起はしている。

少し考えてから、ちづるが言う。

「  じゃあ、 、、」


「 ん? 」

「 続き、を  」


「 あーぁ、、。 、、」


タクミは、枕のうえで両腕を
頭の下に置いて天井を見ている。

ふと、ちづるを見て
片手をちづるの頬に伸ばす。

頬を撫でながら言う。

「まぁ、、いいんじゃん?
    疲れたっしょ? 」


「ぇ? 、 、、、でも 」


「 ぁ。 まだちょっと、
  身体、、足りない感じ?」


「 え? 、〜っ ううん!
 私は、、 、 大丈夫 
  〜っ 、、 でも   」


「ん。 良かった 」


「でも、、タクミ君 が 」


「 ?  俺が? 」


「、、、 っ 、 、 」


「 ?   あぁ、
     イッてない って?」


「、 、 、、うん。」


「 、、ふふっ 
  別に、そんなん 
   気にしなくていいよ。」


「 ? 、、、なんで? 」


「、、、。 ふふふ 」



   男がイくかどうか が

 ちづちゃんのセックスの
       基準なのかなぁ 

        まぁ、 、


「そりゃあ、、そうか。
  他に分かりやすい
   基準なんてないし、、」


「 ? 、、、 ? 」


「んーんーー、、、
  なんでもない。 」


「、?  、、〜っ 、、
     、、ごめん  」


「 ん? 何が?」


「、、、、、 っ 、
 鼻血で、、、
  中断、、しちゃって  
    〜っ、、、   」



「、、、。 ちづちゃん 」



タクミはちづるの頬に手を置いて
至近距離のちづるの顔を見つめ
真剣な眼差しで言う。


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