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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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限界-3

不安そうな、そして悲しそうな
ちづるの顔。

タクミは、
今度はちづるの背中をさすりながら
顔を近づけて言う。

「タオル敷くの
  忘れちゃって、ごめんね? 」


「、! 、 、 、、」 




ちづるは
タクミの言葉に戸惑う。

前戯で漏らした事。

エッチをしたがって
子供のように駄々をこねた事。

そして、今。
自分の事を考えて心配してくれて
いるのに意地を張っている。

タクミが自分に気遣って
いたわるように背中をさすっている。

言葉が、全く出てこない。 


「〜っ 、 、 っ  」


「どした? やっぱ寒い? 」



「、 、っ 大 丈夫、、」


「そーお? 」


「、 、、 、 」  



    なんか  



         嫌だ 


   もう 〜っ、、 、


 消えちゃいたい 


   タクミ君の 前から 


「 、なんか、、
     私 、 、 」 

「ん?」


「もう、、、 やだ 」


「、、、何が?」 


「、 、 、っ  、、」 


「、、。ちぃーいちゃん?
   何が 嫌なのー? 」 


     あぁーーーー  

  これ 相当、、、、
  

    恥ずかしがってんなぁ 


   前戯で 漏らし

 エッチしたいと

      駄々を こね


     マジで  


       園児だ 

 
   〜っ 、、 やば 

  なんか  久しぶりに


     おもしろ〜〜 



「、、ちづちゃん?
  平気? 泣いてる? 」


「、 、、っ  、
   泣いて ない  〜っ
 、 、、もう、 寝る  」




「寝る前の抱っこは〜?」


「、 〜っ 、、今日は、、
       いい 、、 」


「 ふふっ ん、。
    おやすみ〜  」


「、 、 、、うん 」



ちづるは
タクミの方を向いたまま
身体を丸めて目を閉じる。

動揺している事が
タクミにバレないように
目を閉じた後、
ゆっくりと呼吸しようとする。

タクミは
ちづるが目を閉じて
しばらくするとスマホを持つ。

手で頭を支え起こし、
しばらくスマホでニュースを
見ていた。


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