勘違い女にお仕置きを!-7
「あっちーな」
続いて入った勝也が、リモコンを使ってエアコンのスイッチを入れた。その背中に向かって、里美は淡い期待をしながら口を開いた。
「あ、あたしは、もうこれで赦してくれますか?」
「まだだ。お前がサツに通報しねえとも限らねえしな。解放するのはこいつを犯した後だ」
「は、はい…」
それほど甘くはなかった。例え腹立たしいといっても、知り合いの女がレイプされるのを目の前で見たくはなかった。しかし、勝也の立場からすればそれも尤もなので、里美は頷くしかなかった。
そう納得した里美に対して、勝也はそれ以上のことを突き付けた。
「おい、お前が脱がせろ。お前がこいつを剥くエロいシーンを撮ってやる」
勝也はデジタルカメラを動画モードに切り替えた。
「じ、冗談ですよね……」
里美はそう思いたくて、無理に笑って確認しようとしたが、勝也の血走った目を見て、その笑顔が引きつった。
「どうした?やらねえなら、お前がこいつと代わるか?オレはどっちでもいいぞ」
勝也がまた里美のスカートを捲り上げた。
「や、やります!」
嫌も応もなかった。里美にはそれしか選択肢はなかった。
「じゃあ、手っ取り早くパンツから脱がせろ」
覚悟を決めた里美が江梨子に近づいた。
「い、いや…、赦して…」
江梨子が横座りのまま、ずるずると畳の上を後ずさった。しかし、直ぐに壁に突き当たり逃げ場を失った。
「おとなしくしろよ!」
バタバタともがく足が邪魔をして、里美は中々下着に手をかけられなかった。
「どうした?やる気あんのか?」
その言葉が里美を後押しした。このままできなければ、勝也は平気で攻守を交替させるはずだ。
「このクソ女!暴れるんじゃねえ!」
里美は江梨子の髪を鷲掴みにすると、力任せに江梨子の頬を平手打ちにした。ビシッと肉を打つ音が響き、うわーんと泣き始めた江梨子の足の動きが止まった。
「おっ!お前、レイプのやり方知ってるじゃねえか。もしかして、やられたことあんのか?」
勝也の蔑みの言葉が里美の選民的だった意識を蝕み、江梨子の泣き声が里美の心を痛めた。しかし、躊躇している暇はなかった。里美は心を鬼にして江梨子の下着を掴んで一気に脱がせた。
「いやあああああ」
江梨子が足を閉じて股間を手で隠した。
「おい、撮影の邪魔だ。手をどかせろ」
デジタルカメラを構えた勝也が急かせた。
「抵抗したら、ビンタするよ」
さっき江梨子を叩いた手がまだジンジンと疼いていた。里美はその手を上げて江梨子を威嚇した。
生まれて初めて人に顔を叩かれた江梨子は、そのショックと痛みを2度と味わいたくはなかった。
「ほら、足開くから手をどけな」
両膝に手を掛けて足を開こうとする里美に、もう抵抗はしなかった。デジタルカメラのレンズの前に、江梨子の女の部分が開かれた。
「おおっ!御開帳御開帳!ヤりマンだと思ってたけど、まだピンク色じゃねえか」
「うう…」
江梨子は恥ずかしさと情けなさで、顔を被って声を圧し殺して泣いた。
「ほら、お前も目を背けてねえで、こいつのマンコ見てやれよ」
江梨子の足を開いた途端、その部分から目を背けていた里美を、勝也は嬉しそうに促した。こうやって嫌がることを無理強いすることに、勝也は喜びを感じるのだった。