勘違い女にお仕置きを!-6
「江梨子、あんたって子は…」
江梨子は自分勝手なところがあり、普段から里美に対しては一段下に見ている節があった。時折それを憎々しく思っていたが、今、それを目の当たりにした里美の目は、江梨子に対する怒りで燃えていた。
(おもしれーな)
2人の間の微妙な雰囲気を察した勝也は、ニヤリと微笑んだ。
「お前もダチは選べよな。よし、ダチに裏切られたお前は、可哀想だから赦してやろう」
「えっ?」
里美は驚いた。
「元はと言えば、こいつが変な言い掛かりを付けなけりゃ、こんなことにはならなかったんだしな」
確かにそのとおりで、江梨子が騒いだことが発端だった。
「その代わりに、こいつを犯すのを手伝え。手伝ったら、お前は犯さねえでやる」
「い、いいんですか?」
里美の顔が明るくなった。
「ああいいぞ。けど、こんくれえのセクハラは我慢しろよな」
勝也は里美の胸を鷲掴みにした。
「うっ…」
胸を揉まれるのは抵抗があるが、あの勝也に睨まれてそれで済むならラッキーだ。自分を見捨てようとした江梨子を生け贄にすることに、里美は何の躊躇もなかった。
「こいつを中に連れ込むから扉を開けてくれ」
勝也は里美の胸を揉みながらそれを命じた。
「ううっ…。わ、わかりました…」
ここで抵抗すれば勝也の気が変わるかもしれない。制服の上からだと割り切り、里美は我慢して頷いた。
「物わかりがいいじゃねえか。あっ、そのデジカメを持ってけよ。この自意識過剰女、撮影して欲しくて仕方ねえようだからな。たっぷり撮って、お前らの学校のやつに見せてやろう」
勝也の言葉で、腹を押さえていた江梨子の目が恐怖で見開いた。
「い、いや…、いや、いやああああああああ!」
その恐怖から逃れようと、江梨子は身体を後ずらせ、そのまま無意識の内に駆け出そうとした。しかし、今度は里美がそれを赦さなかった。
「また、自分だけ逃げる気かよ!」
江梨子を逃がせば自分が代わりに犯される。そう思った里美は、逃げようとする江梨子の髪を掴んで引き寄せた。
「ぎゃあ!」
怒りの籠った分、その引っ張る力は勝也より強かった。江梨子の髪が何本もブチブチと音を立てて抜けた。
「おっ、いいぞ。そのまま髪を掴んで家の中に引っ張り込め」
「は、はい」
すっかり従順になった里美は、泣き叫ぶ江梨子の髪を掴んだまま、建物の中に連れ込んだ。
「お前、いい足してるな。ケツ見せるくれえのサービスしろよ」
途中、勝也にスカートを捲られたが、里美は何も言わずにその屈辱を我慢した。その矛先は自然と江梨子に向けられた。
「何抵抗してんだよ!さっさと歩きな!」
里美は一刻も早くその屈辱から逃れるために、嫌がる江梨子の髪をさらに強く引っ張った。
「痛い痛いー」
江梨子の方は、その傷みから逃れるために、髪を引かれるまま着いていくしかなかった。
玄関を入って直ぐ右手に和室があった。
「そこの和室に入れ」
靴を脱いで和室に入った里美は、畳の上に江梨子を突き飛ばした。江梨子のスカートが捲れて下着が丸見えになった。