勘違い女にお仕置きを!-12
しかし、ガンとした響きと共に、扉の動きが途中で止まってしまった。扉に施されたチェーンが、無情にも扉の解放を妨げていたのだ。
素早くチェーンに手を伸ばしたところで、江梨子が自由に動ける時間はなくなっていた。
「てめー、ふざけた真似しやがって!」
江梨子は後ろから追いかけてきた勝也に、髪を掴まれた。
「ぎゃああああ」
一旦希望が見えた江梨子の絶望は、そのまま素直に犯された方がよかったと思えるほど深刻だった。
髪を掴まれた江梨子は、和室に連れ戻され、足を広げて虚ろな目をした里美の横に突き飛ばされた。
「逃げたらどうなるか思い知らせてやる」
勝也は横たわる江梨子を足蹴にすると、またもや髪を掴み上げ、左右の頬をバシバシと叩いた。
「いやあああああ」
痛みと恐怖で江梨子は子供のように号泣したが、それで勝也が赦すはずはなかった。
乱暴に足を開かれ、淫口に宛がったソレを、一気に奥まで突き立てた。
「ぎゃああああああ」
愛液を満たし、ゆっくりと挿入された里美は幸運だった。しかし、江梨子にはその準備はできていなかった。
膣の中の肉襞がメリメリと捲れる痛みは、処女を喪失した以上の痛みを江梨子に与えた。
「痛い痛い痛いー!」
それが1度ではなかった。何度も往復し、ギチギチと軋むような感覚が、江梨子にレイプされている実感を与えていた。
(どうしてあたしがこんな目に…)
もし、気に入らない女が居れば、コータの名前を利用して、自分がそれをやらす立場だと思っていた。まさか自分がこんな目に遇うとは夢にも思わなかった。
「おい、横にマンコを並べろ。交互に嵌めてやる」
江梨子が殴られるのを目の当たりにしていた里美は、抵抗せずに素直に従った。泣き叫ぶ江梨子を疎ましく思いながら、その横に腰を並べて足を開いた。
勝也は江梨子から抜くと、再び里美の中にソレを沈めた。1度勝也のモノを受け入れた淫口は、その大きさをすんなり受け入れた。
「ああん、ああん、ああん」
痛がる江梨子に代わって、ソレを受け入れた里美は、対照的に気持ちよさような喘ぎ声をあげ始めた。
痛みに泣き叫ぶ江梨子を見ながら、里美はザマアミロと思っていた。自分が犯されている最中に逃げようとしたから尚更だった。
同じ犯されるにしても、自分に対しては、痛まないようにゆっくりと挿入してくれた。
(こいつはバカだから無茶苦茶に扱われてやがる)
里美は自分よりも下の者を蔑むことで、少しでも犯された屈辱を和らげようとしていた。
「ああっ、ああっ、ああっ」
里美は、股間を押さえて呻く江梨子に当て付けるように、気持ち良さそうな声を出して喘いだ。
痛みに股間を押さえる江梨子にしてみれば、気持ちよさそうに喘ぐ里美が、疎ましくて仕方がなかった。
(こいつ、犯されてるのにバカじゃない…)
本来2人が憎まなければならないのは勝也のはずなのに、歯車の狂った2人の女は、お互いを激しく憎しみ合っていた。
しかし、このまま自分だけ痛い思いをするのは悔しい。
(こんなバカに負けられない)
その歪んだ意識が、江梨子の女体を動かした。股間を押さえた手を使い、そのままクリトリスを激しく擦り始めたのだ。
(…早く濡らすのよ…)
そのために、乳首も摘まんでクリクリと性急に捏ねた。