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素肌のままで
【女性向け 官能小説】

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-1


5時5分にそのオトコはやってきた。
「真実ちゃん、帰ろか?」
部のドアに寄り掛かり、しれっと部内に聞こえる程度の声で言った。

「三浦さん・・・」
私は怒りを鎮めようと目をつぶって1から10までゆっくりと数える。

ここで怒っちゃいけない。
皆が聞いてる。

「課長、今日は西田さん初日ですし。
もう上がっても良いですよね?」

ぶ、部の人間じゃないのに。
そんな事を大きな声で課長に言わないでほしい。

「西田さん、三浦君の知り合い?」
「そうです。本社でちょっと。今日は神戸の夜を案内しよと思いまして」

その、ちょっとって何?ちょっとって!誤解されるからやめて!

三浦さんの発言に、社員さんたちも、わ!っとなった。
「私も一緒に行きたいです!」
「私も!」

そんな声が飛んできて
「ごめん。今日は西田さん疲れてるやろぅから2人で。
本社の人間の近況も知りたいし。本社の話しになったら自分らつまらんやろ?
また今度みんなで一緒に行こ」

悪魔的にカッコいい笑いでそんなことを言えば
それでも、行きたいなんて我がままを言える女の子は皆無で
私はあっという間に三浦さんと2人でご飯を食べに行くことになった。

1ヶ月・・・
1日も無駄に出来ないのにぃ!



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