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《見えない鎖》
【鬼畜 官能小説】

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〈二人だけの宝物〉-16

『オ〜イ!店の入り口閉めてるんだろ?だったら一人だけ残って後は事務所に上がれ』

「ッ!!???」


咽び悶える花恋の耳にも、店長の大声は届いていた……ドタドタと階段を上がってくる足音や、沸き上がる歓声や口笛……店員までも畜人に変わり、それは集団となった……。


『さすが店長!メチャクチャ可愛いじゃないですか!』

『この娘は花恋ちゃんて言うんだ。これからデートらしいから、服は破くなよ?ボタン一つ飛ばすなよ?』

『分かってますよ。俺達そこまでワルじゃないですから』

『うひょ〜!樋口さんのチンポ、奥までズッポシ入ってるぞ?気持ち良さそ〜!』







突如として増えた人数に、花恋は怯えを隠せない。
その恐怖に震える瞳に映る数人は餓えた野犬のように襲い掛かり、逃げられもしない花恋を捕らえた。


『ちょっとお兄ちゃんにオッパイ見せて?どんな乳首してっか興味あるからさあ?』

「あ"あ"ッ!?ふ…服は触らなッ…や"あ"〜〜〜ッ!!」

『スゲえスゲえ!フリフリのブラジャー着けてやがるぜ?』

『ベッドの上で彼氏に見せるつもりだったのかな?残念だったな、花恋ちゃん?』


このブラジャーは花恋が選んだ物ではない。
既に剥ぎ取られたパンティも同じだ。

それでもこの言われようは耐え難いものがあった。

愛しい人に可愛く思われたい。綺麗に見られたいという全ての女性に備わっている健気な心が、嘲笑われていると感じられたからだ。


『ギャハハハ!コイツ、まな板みてえな胸してるぜ?誰だよ、オッパイ見たいなんて言ったヤツ。こんなの可哀想だろ?』

『悪い悪い。俺もちょっと悪いコトしたかな?って罪悪感を感じてんだよ。まあ、このおっ立った乳首に免じて許してくれよ?』

『しかし何枚パッド入れて“誤魔化して”んだよ、このブラ?こりゃ悪質な〈詐欺〉だよ。脱がせてガッカリして彼氏のチンポも萎えるぜぇ?』

「ッ〜〜〜〜!!!!」


あの兄弟にも笑われた小さすぎる胸は、花恋のコンプレックスの最たるものだった。
ましてや少女の肉体的な悩みというのは、みだりに触れてはならない程に繊細なものだ。



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