〈二人だけの宝物〉-11
『ほほお〜、これはイヤラしい……盛りのついた牝猫のようだなあ？』
『親に言えないコトをして、親に見せられないコトをして……こんな“イケナイ娘”に《お仕置き》をしてあげるのも大人の務めですねえ？』
「ふぎッ…ぎ…うぐぐッ！」
グンッ…と天井に向けて突き上げられた花恋の股間の、その白いフリルに囲まれる青の股布は、黒に見えるくらいにグッショリと濡れてしまっていた。
後ろみごろはモグモグと蠢いて見えずとも肛虐を示していたし、股布はズレて秘肉を半身だけ曝し、手の甲や手首に流れ落ちる蜜の源泉をチラリと見せている。
(ひッ…英…明…ッ!?)
ズルッ…と、前触れもなくパンティはズリ下げられたが、花恋の悲鳴は聞こえなかった……いや、悲鳴すらあげられなかった……無惨に開花させられた小さなピンクの花弁も、痛々しく押し拡げられるスミレ色のデリケートホールも、惨たらしいまでの《痛み》を感じもしない畜人の視姦の的となったのだから……。
(放し…てッ！そ、そんなの持たないでよぉッ！)
視界の隅を、あの玩具が上がっていく……あんな《物》が自分の身体に使われてしまう……花恋は直前に迫る蹂躙への恐怖に、身体の細胞の一つ一つが凍っていくのを感じた……。
(つ…使われるッ!?)
花恋を守ってくれる人は此所には居ない……居るのは人間ではなく淫獣と化した畜人ばかりなのだ……。
「そ、其れを放してくださいッ…！きッ…気持ち悪い……んひぃッ!?」
裕太のモノより一回りも大きな亀頭が花弁にペタンと当たると、花恋は息を詰まらせて尻を跳ね上げ、そのまま固まった。
それは花恋にとっては、まるでナイフでも突き付けられたのと同じくらいの怖さがあったからだ。
或いは蛇に睨まれた蛙か……身体は縮こまって動かず、震えた呼吸だけを行う人形と化していた……。
『君はコレが何だか分かってて盗もうとしたのかい？もしかして……彼氏との“プレイ”で使うつもりで…？』
「ちがッ…違いますッ!?し、知りませんッ！私、ソレが何だか知りませんッ！」
『知らないのに盗もうとしたんだ？好奇心だけで万引きしたんだね？』
肛門を指でほじられながら卑猥な質問に答えるのは、まさに醜態である。
それに気づいているのかいないのか……店長はグリップに付いているスイッチを入れて、バイブに命を与えた……。