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妖艶 海女菩薩
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終章 海女菩薩-25

長老蛸(本当にお良さんは慈悲深く心が綺麗なお方だ。

もし、お良さんと交わる事ができれば、

今すぐあの世へ行ってもいい。)


お良(そんな冗談を言われても困ります。)


長老蛸(冗談ではない!

わしはお良さんを最初に見た時から心から慕っていた。

こんな醜い年寄りを哀れと思うなら

お良さんの情愛を分けて下され。

お願いじゃ、今宵一晩、

お良さんの温もりがほしい。)


長老蛸は土下座する様な仕草で

お良に足元に平伏した。

お良は長老蛸が不憫に見えた。

そして、長老蛸が喜ぶなら

この肉体を好きにさせても良いと思うようになった。


お良(長老さん頭を上げて、

そんなに大きい声で話されると

太助が起きてしまいます。    

長老さんの気持ちは判りました。

今宵一晩、私は長老さんの一夜妻になって

長老さんをお慰みします。)


長老蛸はこの世に生を受けて初めてつかんだ

幸運に感謝した。

念願のお良を手に入れた

満足感は終生忘れる事はないだろう。


長老蛸(それでは直にわしの住処へ参ろう。

お良さんを抱いて行くから、

この吸盤触手に身を預けてくれ。)

お良は長老蛸に抱き上げられ

身体を吸盤触手に任せた。

お良の甘い香りが長老蛸の嗅覚を刺激したので

妖怪の血潮が甦り、

触手肉棒がいきり立った。

その異様な雰囲気で太助は眠りから覚めた。


太助 (あ、なぜ?

長老蛸が母ちゃんを抱いている、

母ちゃんを放せ!)


お良(良いのよ、太助、)


太助 (どうしてさ?

この野郎は母ちゃんを略奪しようとしている。)


お良(太助や聞いて、長老さんはね、

私が親子蛸や太助との性愛を

親方蛸や佐助に報せないといって下さっているの、

その事で私を脅す事もしないと約束してくれる。

これからも私と太助に力に成るとも言ってくれている。

とても、優しく頼もしい方よ。


だから、お母ちゃんはね、

寂しい長老さんを一晩お慰みしたいのよ、

今から長老さんの住処へ行くの、)


太助 (それは、悪賢い長老蛸の陰謀だよ、

気が付いてよ、母ちゃん!)


お良(陰謀でも私たちの秘め事を口外しないと

約束してくれる。

長老さんには恩と義理が出来てしまいました。

私はね、恩義は必ず返す。

分かって太助、)


お良は辛そうな表情で長老蛸に目配せをした。


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