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妖艶 海女菩薩
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終章 海女菩薩-24

それがお良の弱みだ。

その優しい心に付け込んで必死のお願いすれば、

この老いぼれた爺蛸を哀れんで、

お良は自ら進んで豊満な肉体を差し出すに違いない、

よし、この妙案でお良を手に入れるぞ、」


そして、長老蛸は扉を開けた。


長老蛸は部屋に入りお良を見れば期待通りに

海女の着物姿で待っていた。

そして運がいい事に邪魔な太助は寝所で熟睡していた。

これでお良との話が邪魔者なしで進む。

長老蛸は嬉しさを抑えお良に話しかけた。


長老蛸(お良さん返事は決まったか。)


お良(はい、

今宵一晩かけて長老さんにお付き合いしますわ、)

長老蛸の読みは当たった。

「それで喜んではいけない、

これからが大事なのだ。

無理やり連れて手篭めにすればお良は

決して快楽に身を預ける事はない。

嫌がるお良を犯せばわしの喜びも少なくなってしまう、

さて、年寄りの知恵を使いお良を口説く為に一芝居じゃ、」


長老蛸 (何故なんじゃ、

この爺蛸に一晩付き合うとは信じられん!

わしはお良さんに断れると思っていた。)


お良(何を言っているの?

今宵一晩は長老さんと付き合わなければ

佐助や村人に私と太助の情事を話さなければ成らないと

申されたのではないのですか?)


長老蛸 (わしはそんな卑劣な脅しで

お良さんを困らせはしないよ、

わしは心からお良さんが好きじゃ、)


お良 (良かった、私は長老さんを誤解していましたわ!

許してくださいな、)


長老蛸 (でも、わしはお良さんを真剣に

好いているのじゃ、

しかし、お良さんはこんな爺蛸に

好かれて迷惑ではないかね、)


お良は少し困った表情をしたが長老蛸に失礼と思い、

気を取り直して返答をした。


お良 (そんな事はありませんわ、

長老さんの気持ちはありがたくお受け致します。)

長老蛸はその言葉を待っていた。


長老蛸(お良さんは優しいな、

こんな汚い老いぼれ爺蛸を慰めてくれるなんて、)


お良(慰めるなんて、長老さんは私ら親子を

大事に扱って下さいます。

大変に感謝していますわ、)


長老蛸(ありがたい事じゃ、

お良さんにそんな事を言われるとは

思っても見なかった。

長生きしてよかった。)


長老蛸は目に涙を浮かべお良に頭を下げる仕草をした。

お良はその姿に心を打たれ、

長老蛸が愛おしく見えた。

長老蛸はお良の気持ちを見通し涙ながら訴えた。



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