恋のアドバイス-3
「付き合って、どんぐらいなの?」
「 えーーと、、。
夏から、だから、、
まだ1年経ってなくて。
半年、 ぁ
半年以上は経ってる かな。」
「 ふーん。 で?」
「 ぇ?」
「飽きられてる?
飽きられてない?
思い当たる節。
ある? ない? 」
「 !
ぇえーー? ふふ、、
難しい
自分の事って なかなか
んーーー、、
思い当たる節?
んーーーー、、、
、 ぁっ 」
る 。
あっ た
『 由佳に言われたんだよ
2人で、話したいって
部屋で 2人になって
それで 手を 握られて 』
そう 言ってたのは
つい この間
そうだ
私が旅行に行ってる時
タクミ君達は カラオケに
、 あ 。
前も
私が
フェラ する時 ?
AVのDVD つけて
違う女の子を
見たがってたっけ
「 ちづるぅ? 」
和美がちづるに声をかける。
ちづるはハッとする。
「 ぁー、、 。
んーーっ と 」
取り繕うような
ちづるを見て吉川は言う。
「あったんだろー。
思い当たる節が。 」
「 ! ぇーー と、、
ぁは、〜っ すこし 」
すると、
和美が少し大きめの声で言う。
「ちょっとぉ!
吉川さんさっきから、
ちづるになんか意地悪だよぉー!」
「えぇ?
そぉか? 」
「そうだよ!」
「だってさー。
ちづるって、なんか、、、」
「、、、何よ。」
「鈍感そう、なんだもん。」
「、!」
「、!」
「、 、 、 、、、。」
あれ? 俺
ストレートすぎたかなぁ
一瞬、3人は静かになる。
隣で飲んでいる職場の男2人の
大声のトークが3人の耳に届く。
しばらくして、
ちづるはクスクス笑い出して言う。
「 ふふっ、、
そうなの、、。
私、結構鈍感で、、。
でも吉川さん、なんで、、 」
「 ん?」
「なんで、分かるの?」
「、! 、 、、、 」
なんで ?
なんでって
マジで 聞いてんのか?
、 、、なんか本当
天然とゆーか
いや これ
計算 か? ?
「私の彼氏は、、、」
「、え? 」
「私は、鈍感な方だけど、、。
私の彼は 私とは違って。
いつも、色々私の事
分かってくれてて。
凄く、優しいし 」
「、 、 、 、。」
黙る吉川の代わりに
和美がニヤニヤして言う。
「おぉー。 ノロケてるー。」
「!
いや、そうじゃなくてっ!
もーー、、茶化さないでよ。
でも、、 うん
私も彼みたく。
色々こう、、、。
察してあげれる人に
なりたいから。
だから、、、うん。
こうやって、
相談出来て良かったよ。
離婚の事は、、うまく
彼の重荷にならないように。
伝えたい
かなぁ 。 」
ん ?
あれ ! ?
気がつくと、
違う話をしていた男2人も
真剣にちづるの話を聞いている。
ちづるは
皆が自分の話を聞いていた事に
驚き、顔を赤くして動揺する。
吉川以外の3人は、
そんなちづるをお構いなしに
一斉に拍手をする。
和美が手を叩きながら言う。
「んっ もーーっっ!
ちづるっ! 可愛い!
さすがっ!!
やっぱりうちの店のアイドル!!!」
「! アイドル!?
なんか古くね!? 」
「なんでよ!?
今もアイドルはいるでしょうがっ!
さーー!!
ちづるの未来に、
もっかい!乾杯しよう!!」
「和美さん
自分が飲みたいだけじゃーん!
ね、そのワイン美味しい?
1口ちょーだいっ! 」
吉川とちづる以外の3人が
大きな声でそう話し、
笑ながら盛り上がっている。
吉川は呆れながら、はいはい
と言い5人は再びお酒を注文して
飲み始めた。