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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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恋のアドバイス-2

吉川はちづるの様子を見て
少し心配そうに言う。

「『離婚しなくてよかったのに』
 とか、さ。
 万が一、、彼の口から
   聞いちゃったら、、。
 ほら、、
  ちづる傷つくっしょ?  」


「!  ぁ、 、」


  あれ? それ 

 前にタクミ君に 
     言われた ような


『離婚
しなくていいんじゃない?
  ずっと このままでも 』 



「 ? ちづる?」


「 ぁ、、ううん、別に、、。」

「? まぁ、、うん。
     若いならさ。」


「 です ね。 、、、。」

 私が結婚してる身の方が
     都合良かったから

 タクミ君は
   そう 言ったのかな 


「まぁ、、男って結構、、。
 うん。
 若いなら、まだ遊びたい率
    高そうっつーか。 」



それを聞いて和美が言う。

「そー、、だね。
 若いんじゃあ、ねぇ、、、。
 ぁー じゃあ 吉川さんは?
 もう遊びは卒業してますって事?」

「え? 俺? 
 まーねーー、、。
 そういう遊びは
  もーーいっかなー。」

「もうすぐ40になるし?」

「! いや俺、まだ38だから。
     今年39ねっ !  」

「はいはい、、
 もー同じようなもんじゃん。」

「いや、
 微妙にその1歳、大事よ 」

和美はそれを聞いてあははと笑う。
ちづるも、つられて笑う。

笑いながら冗談まじりに、
吉川はちづるに言う。

「重い女って思われないように。
      気をつけてね〜 」

「、、、重い 女 。」

  あれ? 

  そういえば 
     前にタクミ君に 


 『っ はーーー 逆。
     軽いんだよ  』


「 、、吉川さん。
 重い女ってゆーのは
     なんとなく、、。
 分かるような
  気がするんですけど、、。 」


「 んっ?」

「逆の、、。
 軽い女っていうのは、、。
 どんな女、なんでしょう? 」

「 、、かるい 女?」

「っ んーーー、、 
  うん、、。 」

「彼氏に言われたの?」


ちづるは頷く。
吉川は焼酎を飲みながら
ぼんやりと考えながら呟く。

「その彼との、、
 話の前後が分からないから
   なんとも言えないけど。
 軽い、、?
 んーーーー、、、。
 ちづるが、、、。
   美人だからかなぁ   」

「、、うわ、口説いてる?」


吉川の言葉を聞くと
和美はすぐに、そう茶化した。
吉川は言う。

「ぇー? 口説いてねーし。
 いや、普通に考えてさ。
 ちづるは綺麗だし、彼氏は
   焦ったんじゃねーの? 」

「っ! いや、 私、、
 そんな、 全然、、、 」

ちづるは赤くなりながら
吉川から視線を外しテーブルを
見ながら手をヒラヒラ振って
そう否定している。

それを見ている和美は
ニヤニヤしながら
「やっぱり口説いてるー。」
と、再び茶化す。

吉川は笑ながら言う。

「まぁ、それか。
ちづるが本当にフラフラして、
実際に尻軽行動をしたか。
  どっちか、だな。 うん。」

「! ぇっ? いや、私、、
 そんな事 〜っ してない 」

「いや、してなくても。
彼氏にそう思われた って事。
でも、、。 
 だねー。
 ちづるは出来なさそ。
     不器用そう。」

「 、、 ぁは、、
  そう、、ですね 」

「彼が焦ったからって
 油断すんなよ?
 美人は3日で飽きるって言うから。」

「 ぇ? 、、 ぁは 〜っ 
 そんな 、、  私は  」

その会話を聞いていた和美が言う。

「意地悪だなぁ。」

「 ぇ? 俺?
   そうかぁ? 」

「そーだよー。」

「んな事ねーだろ。」

「飽きるって、、
 はぁ 嫌な言葉〜
 まぁ、、実際、、
  そういうの あるけど。」

「だろ?
 男と女なんて、
  そんなもんだろ。」

「、、なんか。
  演歌みたい。」

「 っ、! はは、、だな。
   どう? ちづる   」


「 ぇっ? 」


ちづるは急に言われ、
頭の上にクエスチョンマークが
ついているようだ。

吉川は
ちづるのきょとんとした表情を
面白く、そして可愛く思いながら
こう言った。

「彼氏に。
 飽きられてない? 」

「 、! ぇえ〜? 、、と 
 んーーーー、、    」

「付き合って、どんぐらいなの?」


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