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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第9話『スポーツマンコNO1決定戦』-2

 行進は1時間以上続いた。 時々騎兵が鞭を振り、行進中の選考対象のお尻を叩く。 そこで悲鳴をあげたり、バランスを崩したり、歩調が乱れた場合は容赦なく列の外に出された。 最初は200人くらいいた選考対象はどんどん減り、行進が終わった時点だと20人もいただろうか。 年輩や年少は1人も残っておらず、残った面々を見渡せばスタイル抜群な人ばかり。 みんなお尻を真っ赤に腫らして、まるで本物の『軍馬』みたいに背筋を伸ばす。 あたし達が見守る中、残った面々はグランド中央に集められた。 選考の責任者だろうか、軍服の女性が話をする。 あたしは一番前の客席にいたから、何をいっているか、どうにか聞き取ることが出来た。 『一次試験に合格』『合格証代わりに今身に着けている新馬用装具はプレゼントする』『二次試験は一週間後、ここで行う』『今日から二次試験までの間、就寝中も含め、常に装具を装着すること』 色々いっていたけど、覚えているのはこれくらい。 特に最後の『常に装具を装着すること』は、はっきり覚えている。 そりゃそうだ。 何しろ軍馬になってしまえば、ずっとあの恰好で暮らすことになる……考えただけで背筋がゾクッとした。 いつ、どこで、誰の前でも軍馬スタイル……。

 今日は授業が午前中だけだったので、学校では『2ch』を見ていない。 なので家でお姉ちゃんが見ていた番組をメモしておく。 番組の中では、スポーツに詳しくないあたしでも知ってるような超有名男性アスリートと、強そうな女性が色んな競技で対戦して、アスリートとしてどちらが総合的に上かを競っていた。 こんなの結果は分かりきってる。 どうせ男が勝つんだし――と思っていたら、女性が悉く上をいくからビックリだ。 最近男子が偉そうでイライラしていたから、女性が活躍する展開はスカッとする。 ていうか、全然知らない女性だったんだけど、早過ぎ、強すぎ、カッコよすぎでシビれちゃって……途中から見ただけなんだけど、すっかりファンになりました。 今度お姉ちゃんに、あの人のこと詳しく教えて貰うつもり。 『2ch』にも、そこそこマトモな番組があるから侮れない。

 なんて書いてたら、もう11時を回ってしまった。 もう寝なくちゃ……行きたくないけど、明日も学校がある。

オリンピアンが終わって、色々……本当に色んなことがあって、もう何年も経ったような気がする。 でも、日記を読み直してみたら、確かに一ヶ月ちょっとしか経ってない。 密度が濃い時間はあっという間に過ぎるっていうけど、あたしの場合は密度が濃い、という表現は違うんじゃないかな。 頭が混乱しっぱなしというか、理不尽さが暴走してついてけないっていうか……頭と体が別々な感じがして、そのせいで生きてる実感がない。 時間の感覚がおかしくなってるのは、きっと、あたしの頭がおかしくなりかけてるせいだ。

 



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