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人類ポニーガール化計画
【調教 官能小説】

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第9話『スポーツマンコNO1決定戦』-1


9月○日。

 朝のHRで、担任から軍関係の連絡があった。 なんでも、軍の『軍馬募集』に応募した女性が予定採用人数を超えたため、『公開選考会』がセントラルパークで開かれるらしい。 わざわざ自分から好き好んでウマになる、しかもあたし達を占領した敵の軍隊のウマになりたいだなんて、そんな人がいる時点で驚きだ。 何を考えているのか、正直いって気が知れないけど、ただ、どんな選考会なのかには興味がある。 そういうわけで、放課後は特に予定もなかったから、ヨアンと2人で見に行った。 

 セントラルパークは、相変わらず閑散としていた。 以前は毎日なにかしらイベントがあって、ストリートパフォーマンスもあちこちにいて、退屈と無縁な場所だったのに……軍が本部を進駐してからこちら、市民の憩いの方が無縁になった恰好だ。 『公開選考会』の会場は『メイングランド』。 到着したのが開始時間30分前と早過ぎたせいか、観客は数えるほどしかいない。 ヨアンは後ろにしたいと駄々をこねたけど、あたしは目が悪いし、せっかく空いてるんだから前に座りたい。 で、あたしも駄々をこねて、結局ヨアンと2人で観客席最前列に陣取った。 

 定刻通り、グランド入場ゲートが開く。 選考に集まった女性が一列に並んで入ってきて……予想通り、全員が『軍馬』の恰好だ。 ハミを噛んで、アイキャップをつけ、手枷と足枷、蹄付きブーツを穿いていて。 本物の軍馬と違うのは、ラバースーツを着けていない所と、尻尾がない所、頭からウィッグが伸びていない所くらい。 おっぱいもオマンコも丸出しだったけど、法令違反にならないんだろうか? 多分、軍の治外法権に当たるんだろう。 集まった女性の中には、年輩だったらあたしのお母さんくらいな人もいたし、若い方はあたしと同年代な子もいたけど、大部分はお姉ちゃん――先月23歳になったばかり――くらいに見えた。 歩き方も腿を高くあげているし、脇を締めて手をチョコンと胸の前で畳んでいるし、それなりに軍馬軍馬していて……一生懸命さは伝わってくる。 そんなに軍馬なんかになりたいものだろうか? 確かに軍馬になると、いいことはある。 『配給ポイント』が上がったり、自分の法令違反が免除されたり、近親者の罰則規定が減免されたりと、特典は多い。 それでも……それにしても、とあたしなんかは考えてしまう。 あたし達は人間で、断じてウマみたいな四足じゃない。

 選考内容は単純だ。 選考対象は一列に並び、グラウンドの周回を延々軍馬スタイルで行進する。 疲労で腿あげが水平に届かなくなったり、気が緩んで背筋が曲がったり、バランスを崩して転んだりしたら、すぐに並走する騎兵がやってきて、列から出されて選考終了、不合格。 その場で軍馬スタイル解かされ、装具を外される。 驚いたのは、行進中は多少スタイルが悪くても、みな裸なのに堂々として見えたこと。 ところが軍馬スタイルを崩した途端、全裸姿がみじめで恥ずかしい恰好に映るからビックリだ。 どちらも同じ裸んぼで、おっぱいもオマンコも丸出しなのに……脇を締めて手を折るだけの『軍馬スタイル』だと恰好がついて見えるのは、あたしの感覚がおかしくなっちゃってるんだろうか? まあ、普段から見慣れてしまって、裸だろうとなんだろうと、軍馬スタイルに違和感がなくなったせいだろうけど……。 心のどこかで『軍馬スタイル』は『アリ』と思っちゃってるのかもしれない。 列から出された女性は、スタイルの良し悪しに関わらず、一糸まとわぬ全裸になる。 装具を返却して退場ゲートに駆けてゆく背中は、憐れというか、頗(すこぶ)るミジメで情けなく見えた。



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