やるにはやった系というやつ-2
だが、いつまでもそうしてはいられない。僕は実梨亜さんの足の間に膝立ちになると、片手を床についておちんちんを入り口にあてがった。クチュっという音がする。
「うっ……」
情けないことに、軽く実梨亜さんの粘膜に接触しただけで、僕は今までに経験のない快感を覚えてしまっていた。
(中に入れたら、一体どうなっちゃうんだろう……)
にわかに不安を覚えた僕は、それを誤魔化すかのように、実梨亜さんに最後通牒をした。
「い、いいですか? 本当に入れますよ……? 今朝のことを内緒にしてくれるなら、ここで止めても……」
実梨亜さんは、何も言わずに首を激しく横に振った。
「あの、僕、童貞なんで、やり方とか分からないから痛いかも知れないんですけど……」
「…………」
返事はなかった。もう躊躇はできない。追い詰められた僕は、少しずつおちんちんを実梨亜さんのおまんこに挿入していった。
「ぐぐっ……」
「嫌あああああああああああああああああああああぁあぁあぁあぁあぁ!! おちんちん入れないでえぇえぇえぇえぇ!!! 結婚するまで純潔でいたいのにいいいいいぃいぃいぃ!!!! 私痴漢にレイプされてるううううううううぅうぅうぅ!!!!」
またしても実梨亜さんの凄まじい大絶叫が響き渡った。寝ている女将さんや実梨亜さんの連れが起きないか不安になる。それはそうと、2、3センチの挿入で早くも僕の快感は絶頂に達しそうだった。
「やばっ……」
いくらなんでもここで出すのは早過ぎるだろう。そう思った僕は挿入を一度止め、休憩を入れようとした。
ところがそのとき、実梨亜さんのおまんこの内側の襞が、モグモグと蠕動を始めた。何とそのせいでおちんちんが飲み込まれ、奥へと送られていく。
「うわ、ちょっ……」
気が付いたときには、僕のおちんちんは根元まで咥え込まれ、先端は奥に達していた。その上、中の襞が不可思議な動きで刺激を加えるものだから、あっと言う間に射精寸前になる。
「ひいい!!」
怖くなった僕は、一旦おちんちんを実梨亜さんのおまんこから引き抜こうとした。だが少し抜きかけた瞬間、膣の内側が締まって押し潰されそうになる。
「ギャアア!? 痛たっ……」
抜くのを止めると、締め付けは緩んで元に戻った。実梨亜さんは相変わらず、
「やめてください……」
「お願いですから抜いてください……」
と言い続けている。しかし実際に抜こうとすると、万力のように締め付けて来て抜けなくなった。
「だ、駄目だ……」
実梨亜さんのおまんこから抜くことができなかった僕のおちんちんは、いとも容易く限界を迎えた。
「ううっ……ああ……」
「嫌あああああああぁあぁあぁあぁ!! 精子出てる精子出てる精子出てる!!! 童貞おちんちんにレイプされて孕まされるううううううぅうぅうぅうぅ!!!!」
実梨亜さんのおまんこは、やっぱり別の生き物の口かと思うほど強く僕のおちんちんを吸引した。尿道に残った精液が、一滴残らず吸い出されるような心持がした。
「はあ……はあ……」
僕はどっと脱力感を覚える。射精の後で疲労感が出てくるのはいつものことだが、これほど重いものは初めてだった。もしかしてこのまま失神するんじゃないかと思うほどだったが、どうにか持ちこたえる。
(これで、今朝のことは黙っていてもらえるのかな……?)
レイプはした。中にも出した。実梨亜さんが言った条件は満たしたはずだが……
恐る恐る、実梨亜さんの顔を見る。
「ひぎっ……ひぎっ……」
実梨亜さんは、歯を食い縛って何かをこらえているようだった。たまたま近くにあったシャンプーの容器を右手に握り締めている。
「あの……レイプの方、終わ……」
「嫌あぁあぁ……おちんちんまだ固いぃ……もう一度精子出されちゃうううぅうぅ……」
「あっ……」
言われて僕は、おちんちんが勃起したままであることに気付いた。もう一度やらないと駄目か。アダルトビデオの見よう見まねで腰を前後に動かす。
「あああああああああああああぁあぁあぁあぁ!! また犯されてるううううぅうぅうぅ!!! イクううぅ!!! 童貞痴漢チンポにいかされるうううううううううぅうぅうぅうぅ!!!!」
「うう……ああ……」
「イクうううぅうぅうぅ!! 痴漢チンポでイクうぅうぅうぅうぅ!!! レイプでアクメ感じちゃうううううううううううぅうぅうぅうぅうぅうぅ!!!! イクイクイクイクイクイクイクうううううううううううううううううぅうぅうぅうぅうぅうぅ!!!!!!」
僕が動いていたのは、そんなに長い時間ではなかったと思う。やがて僕は、2発目の精を実梨亜さんのおまんこの奥に放った。
「ぐあっ……」
「イクううううううううううううううううううううううぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅ!!!!!」
その瞬間、実梨亜さんは一際大きく金切り声を上げると、瀕死のエビのようにビタンビタンと痙攣し、手にしていたシャンプーの容器を握り潰した。中身のシャンプーが床に飛び散る。何だかもう1つのおちんちんから精子が迸ったようだった。
「み、実梨亜さん」
「…………」
実梨亜さんは、完全に白目を剥いて失神していた。口からはだらしなく伸びた舌と一緒に、ブクブクと泡の塊が噴き出ていた。