囚われた日-1
ひぐっ......うぐっ......
男の肉欲から解放され家に帰った莉緒は直ぐさま風呂に入ると涙にくれた。
アソコが痛い。結局六時間、好き勝手に犯され全身を舐め回された。莉緒のCカップの乳房には男の唇につけられたキスマークが痛々しくついている。太腿にはマジックペンで肉壷に吐かれた精の数が正の字で刻まれている。
唯一の救いは男がゴムをした上でピルを飲ませてくれることだ。
ドロッ......
「うっ」
膣内に感じる精液の感触に莉緒の顔が苦悶に歪む。最後の一発は生でされた。コンドームの箱を全て使い切っても萎えることのない男の巨根に貫かれる感触は解放された今も下腹部にジンジンと残ってる。
「ははっ、これから俺の精子いれて街を歩くんだなぁお前は!」
制服に着替え部屋から出ようとした時、組み敷かれドアに手をつきながらの立ちバック中、男は莉緒の耳元でそう言った。
莉緒が情事の後、身体を洗わせてもらえるかは男の機嫌次第だった。洗わせてもらえる時でも大抵はいやらしい事を散々される。
身体をスポンジにして男の身体を洗わされて、莉緒が身体を洗う時は男の前で見せつけるように身体を擦らなければならなかった。
「はぁ......」
溜息をつきながら莉緒は自室に戻った。
時計を確認しメールを開く。男の名前は敏夫と言った。年は45歳、不細工で下品な豚のような男だった。
濃い茶色のセミロングを肩まで垂らした美少女である莉緒が醜い男の欲望に翻弄される理由は一つしかない。莉緒は敏夫にレイプされ、弱みを握られているのだった。
くちゅっ......
莉緒はベッドに座ると下半身を露出させ、細い指で性器を開く。毎週敏夫に貪られている美しい花弁は黒ずくこと無く鮮やかなピンク色だった。
カシャッ
莉緒はスマホで自分の性器を撮影すると、敏夫へのメールにその画像を添付する。
『水曜日が楽しみです。ご主人様』
メールの最後には可愛い猫の絵文字をつけた。敏夫は淡白なメールを嫌い、莉緒に女子校生らしいメールを求めた。
逆らえば何をされるかわからない。
前に敏夫を怒らせた時はアナルセックルを強要された。
内蔵が裏返り腸が飛び出るようなあの罰は二度と受けたく無い。
「はぁ」
敏夫からきた返信に莉緒は思わず溜息を漏らす。
『今から電話するからオナニーしろ』、その命令に逆らえるはずも無く、莉緒は敏夫からの電話に出た。
「よぉ」
「こんばんは」
「よし、始めろ」
「はい」
くちゅっ......ぬちゅ......
「んっ、はぁ......」
莉緒は自慰を始め、敏夫は鼻息を荒くさせた。敏夫もあのぼろアパートの一室で自らの性器を自分で慰めているのだろう。
「はぁ.........っ、んっ」
莉緒はか細い喘ぎ声を漏らしながら泣いていた。
あの日、敏夫の毒牙にさえかからなければ、今頃楽しい青春を送っていたはずなのに。莉緒は嗚咽を敏夫に悟られぬよう必死に性器を弄り矯声をあげながら、敏夫にレイプされた日の事を思い出した。