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大沢商事の地下室
【SM 官能小説】

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責めを欲する心-1

「ショーに出たいと言うM女がいるんですがね」
 大沢の事務所の応接室で門村が切り出す。
「自ら望んでるということかね?」
「ええ、その通りで……AV女優になりたいんだそうで、それもSMの」
「ほう?」
「ただね、ルックスがね……どうも冴えないんですわ」
「ふむ……どういう娘なんだ?」
「風俗情報誌があるんですがね、そこの編集部に転がり込んできた田舎娘でして、ただ、編集部じゃSMのスキルがある人間は居ないし、いくつかのプロダクションに話だけは通してやったんですが、ルックスがいまいちなんで……」
「断られたのか」
「ええ、軒並み……ただ、シネアートっていうプロダクション兼メーカーがありまして」
「ああ、知っとるよ、なかなか評判がいいらしいな、わしも何本か見たが、良かったぞ」
「よくご存知で……そこの監督の一人がちょっと興味持ってましてM性を見たいそうなんですよ」
「なるほど、その監督をゲストに入れておくわけだな?」
「ええ、監督が満足すれば社長に強くプッシュするそうです」
「SMビデオに出たいと言う位だからM性は強いんだろうな」
「私も話をしただけなんですがね、亜美って娘で今19です、確かに田舎臭いですが、真面目そうだし考え方もしっかりしてます、小遣い稼ぎに裸になろうっていうような浮ついた娘じゃないです、いい娘ですよ、14から田舎で叔父の調教を受けてたそうで……その叔父が急に亡くなって疼きの持って行き場がなくなった、というわけでしてね、高校を卒業してこっちに出て来たはいいがフリーター生活でしてね、金を稼げて躰も満足できる仕事と言ったらAVしか思いつかないらしいんで」
「門村さんの関係の風俗、SMデリヘルとかでは使えないのかね?」
「使えないことはないですよ、実際評判も悪くないです、ただ、客も素人でしょう?そんなんじゃ物足りないんだそうで……」
「もっと過激な責めが欲しいわけか」
「ええ、その上責められてる所を見られたいって願望もありましてね」
「そういうことならショーにはうってつけだな」
「でしょう? ギャラも要らないそうで」
「ほほう」
「もっとも里子ママや助手のギャラまでは出せませんがね、フリーターだから」
「いや、本人がいいと言うならそれは構わんよ……日曜の夜は空いているのかね?その娘は」
「デリヘルってのは日曜は割と暇でしてね……それに亜美にとっちゃこっちの方がよほど大切ですからね」
「よし、わかった、来週の日曜と言うことで里子の都合を聞いて置くよ」
「ええ、よろしく……」


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