第９話 模擬エスコート②-2
『ボール投げ』では、スカートを捲り、カッポレの要領で踊る【B１７番】先輩がターゲットです。 踊りながら左右に動く先輩に対し、全力でゴムボールをぶつけていました。 先輩の身体には、例えばオマンコには『２０点』、乳房に『１０点』、乳首に『５０点』という具合に点が描いてあります。 ぶつけられるたびに『２０点！ ありがとうございまぁす！』先輩は点数と感謝の言葉を口にしていました。 普段圧倒的に強者の立場にいる先輩が見せるミジメな姿は、それでも顔に浮かべた満面の笑顔のせいか、悲壮感よりも爽やかさが先に立っていました。
頃合いをみて隣の教室に移ります。 ３組の先輩方は『運試し系』と大書した暖簾をくぐった教室で、『おみくじ』『スマートボール』『くじびき』を用意して待っていました。 模擬店には私達以外の案内役の姿はありません。 嬉々として歩く【A２番】先輩についてゆきます。
『おみくじ』の所にゆくと、拳３つ分はある大きな竹筒が【A２番】先輩に渡されました。 これを振って、出てきた串の番号が運勢を教えてくれるというわけです。 ただし『オマンコに筒を咥えた上で、腰をつかって振る』ように言われました。 すなおに従うかと思いきや、【A２番】先輩は付き返します。 曰く、自分の代わりに貴方が振りなさい、と。 そんな先輩に対し、Bグループの先輩は哀しいくらい素直でした。 あ、もちろんピカピカにキラキラな笑顔で、嫌そうな気配なんて皆無でしたよ。 ただ、それが逆に痛々しいというか……。 と、とにかくニッコリほほ笑んで竹筒を受け取って床に立てます。 今度は両手をオマンコにつっこんで、ミシミシ軋むくらい左右に割り裂きました。 そのまま竹筒を跨ぎ、体重をグイグイかけてオマンコに呑み込みます。 上三分の一ほど呑み込んだところでヨタヨタ腰をもたげれば、見事に竹筒を咥えていました。 スクワットの要領でガッシャガッシャと腰を揺らし、出てきた串の番号は『４９番』……明らかに不吉な数字です。 案の定、串と交換で渡されたのは『凶』の札でした。 『おまんこにオリモノ深し』『探し物、おまんこを弄って待てば出る』『旅、おまんこを磨くためなら可』『学業、おまんこ忘れるべからず』――札に書いてある内容はサッパリわかりません。 それでも御神籤（おみくじ）ですから、どこかに結んで後祓いです。 【A２番】先輩はBグループ先輩に立って脚を拡げさせると、付け根の包皮をペロッとめくり、クリトリスに結びつけます。 ギュッ、見ていて痛いくらいにきつくクリトリスを縛られる間も、Bグループ先輩は笑顔を崩しませんでした。
今度は『スマートボール』です。 ポーン、ポーン、ポーン……【A２番】先輩は無心でボールを弾いてみるものの、ちょうどうまい具合に釘に弾かれ、狙った穴に入りません。 １度目はおしい瞬間もハラハラする展開もなく、淡々と全部のボールを打ち尽くしてしまいました。 ２度目は、１回目の反省を踏まえて全力でチャレンジします。 ボールの落下速度が速すぎるので、ネバネバを足して貰うことになりました。 【A２番】先輩は店番を呼びつけ、ボールを濡らすように命令します。 店番は笑顔で了承し、まずオマンコにボールを入れました。 クチュクチュとマンズリを掻いた上で、次は舌で舐めて綺麗にします。 最後にアナルで水気を拭いシコシコと磨けば、グリップが効いたボールになります。 先輩は全部のボールを磨かせてから、もう一度チャレンジしました。 結果は……箸にも棒にもかかりません。 ふくれっ面で席をたつ先輩の姿に、不覚にも愛嬌を感じてしまいました。 いけない、いけない。 賤しくも先輩です。 過度に馴れ馴れしい気持ちを抱くこと自体が不敬です。
最後は『糸籤（いとくじ）』です。 何十本も絡まった糸から１本を選んでを引っ張って、先に結んであるお札でもって運勢を占う遊びですね。 糸の先ですが、こん回は、店番さんのオマンコの中に納まっていました。 糸の本数は１００本！ ということは、店番さんのオマンコには札が１００枚入っていることになりますよね……改めて眺めると、明らかにお腹が不自然に膨らんでいました。
クチュン、濡れそぼったお札を引き抜きます。 結果は見事大吉でした。 今度は店番さんの乳首にお札を結び付けます。 こうして私達は遊戯系模擬店を一通り周り、このフロアを後にしました。
あとは『部活棟』と『C棟（Bグループ生が特殊模擬店を運営している）』です。 B棟で３０分以上過ごしてしまったから、あまり時間に余裕がありません。 早足になる【A２番】先輩に置いていかれないように、いろんなものを股間にぶら下げながら、私もがに股気味に急ぐのでした。