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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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スープ-3


ちづるは一瞬ドキッとした。
浮気をした訳でもないのに、
何故か
ほんの少しの後ろめたさが胸を占めた。 
タクミは、
ちづるの気持ちを知ってか知らずか
こう言った。

「 抱っこ。させてよ。」

「 、 え? 」

「ちづちゃんの好きなーー。
寝る前の抱っこ。
     させて?」

「、 、 、、、。」

「 ? 」

「 っ、 今日は、、 
       いいよ。 」

「 っ えーーー?
   、、、なんで?」

「、 、 っ  、、 、」



部屋は暗いが、
ちづるの目が泳いでいるのが分かる。
タクミが静かに言う。

「、 、、ちょっと、離れた?」

「 ん?」

「、、気持ちが。」

「 、え?  」

「まぁ、、 うん。
 それはそれで
 、、しょーがない か。」 

「っ、、 違うよ!」

「 ん?」

「離れて ない。」

「、 、、 そう?」

「 、、、うん。」

「無理してない?」

「、 、、して ない。
 、、〜っ  抱っこ、、
 今日はいいっていうのは、、
    その 、、〜っ   」

「、、うん。  ? 」


「、、、笑わない?」


「 え?  、、うん。」


  ? 

    笑う  ? 


「、 、、 、〜っ、  
  、、  〜っ    」


「 ? 
 、 、、、。
     なぁにーー?
  教えてよー。
 俺さぁ、、そーゆーの、
 気になっちゃう
   タイプなんだからー。 」



「、、、。
  泣いちゃったら、、って 」


「 、 え? 」


「、、泣いちゃったら、
   嫌だなって、、。」


「、 、 、、、。」 


「、 、 、 、、っ 、」


「 、、別に、いいじゃん。」

「 え?」

「泣きたくなったら
   泣けばいいじゃん。」

「 、、っ でも、 
 さっきだって、 、、
 いっぱい 泣いたのに  」

「うん。
 、、、泣いてたねぇ。」

「 、 、、
 〜っ だから     」


「 、、ほら、 きて ?」


「〜っ、! 、 、」


タクミは、
布団の中でちづるを抱き寄せる。
そのままぎゅっと、抱きしめた。


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