絢子のショー-4
「奥様、代わっていただけませんか?」
里子がゲストの中で唯一の女性に声を掛ける。
「私に?」
「はい、私に代わってこれで責めていただけませんか?」
「え?……どうしましょう……」
もじもじしていたが、隣のご主人にも促され、席を立つ。
「井上君、具合はどう?」
「ぶっかけですか?」
「そう、出せそう?」
「自分でしごけばなんとか」
「そう、じゃあ顔にぶっかけちゃって……奥様、これをこう……ピストンするように」
「え、ええ……これでいいの?」
「そう、お上手ですよ」
「こんなことするの、初めてだから……」
井上の特大から唇を解放された絢子は、また大きな喘ぎ声を上げ始める。
「ほら、奥様の責めでM女が喘いでますよ……いかがですか?」
「あの……興奮するものね」
「そうです、責めるのも楽しくありません?」
「ええ……そうね」
里子は女性に微笑みながら軽く会釈すると、絢子の前に移動する。
「ううむ……」
ちょうど井上が射精し、絢子の顔は精液まみれになった。
「いいざまね……見られた顔じゃなくてよ」
「うああああああああああああああああ……・」
絢子に答える余裕はない。
「今、あなたは女性に責められてるの、ゲストのね、私みたいに半裸じゃないわ、きちんと綺麗な洋服を着た上品な女性よ、そういう人にあなたはお尻を突き出してディルドを突っ込まれてるのよ、どう?」
「ああああああああああああああああああ……」
喘ぎながらも絢子は顔を振り、今にも泣き出しそう。
「奥様、ピストンを激しくしていただけますか?」
「ええ……こう?」
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……」
絢子は地団駄のような足踏みを止め、尻を高く突き出すような格好になり……がくんと膝を付いた。
「抜けちゃったけど……これでいいの?」
「ええ、ありがとうございました、今、逝っちゃいましたから」
「……これってすごい振動、手が痺れちゃったわ……これにディルドをつけてあそこに……気絶しちゃうわ……」
「ええ、この通り……」
絢子は完全に目が裏返って気を失っている、井上が首が絞まらないように頭を支え、ゲストの方に向けている。
「よろしければそれ、差し上げます」
「そう?……頂こうかしら……」
「お楽しみを……井上君、もうちょっとそうしてて、この間に縛っちゃうわね……」
里子はおしぼりを井上に抛ると、腰と太腿、足首に縄を巻き始める、井上は片手で頭を支えたまま、自分が掛けた精液を拭ってやる。
「さあ、出来たわ、そろそろ起しましょうか」
里子は責め道具を並べたワゴンから赤い蝋燭を取り上げて火をつける。
「さあ、いつまで寝てる気? 起きなさい」