観客の女性器を大公開ショー-5
タカヒロの舌が遠慮がちに三夏のクリトリスをひと舐めした。
「ああんっ!」
声が出てしまった。
そして、次の瞬間、三夏は今の自分の状況を一瞬、冷静に考えてしまった。
軽い気持ちで来た秘宝館、そこで初めて会った男性客と女性客、そして一緒に来た会社の先輩たち。
全員が見守る中、自分一人が下半身を「生まれたままの姿」で晒け出し、今日初めて会った誰かも分からない男が、自分の大事な部分を舐めている。
(なんなのよ? 一体……)
「いやだぁぁぁ……ってばっ! ほんと、やめてっ! まじ、やだ……、やだってぇぇ……」
三夏は激しい抵抗を再開したが、拘束具はピクリとも動かない。
それよりも三夏が動くことで、タカヒロの舌が三夏の秘部に自然に当たり始める。
ペロッ……、レロレロ……、ペロン……、レロレロ……
「あぎゃぁぁぁぁあっ! うがっ……、いやっ……、もう無理ぃぃぃぃ……」
タカヒロは三夏の抵抗する声に興奮し、舌を動かすスピードを上げる。
ペロペロ……、レロレロ……、モゴモゴ(陰核を口に含む)、レロレロ……
三夏のクリトリスを中心にタカヒロは責める。
ピチャピチャというタカヒロの舐める音が厭らしく部屋に響く。
「あっあっ……、あ、いや……、あっ、あぁ、あぁぁぁ……あぐっ……もう……む……」
三夏は抵抗する気力を徐々に失い始めた。
(なんだアタシがこんな目に遭うの? 遭わなきゃいけないの?)
そう思いながらも、身体は正直だ。
少しずつ感じ始めてきた。
幸い、パネルで視界は隠れている。
皆んなから三夏の身体や顔は見えないし(見えるのは秘部のみ)、三夏からも皆んなの様子は見えない。
ごくごく一部分だけを見られており、それがどんなに大事な部分であろうが、全体像を見られていないと、非現実感があるものだ。
三夏は目を瞑った……。
(我慢しよう……、終わるまで我慢しよう……)
「あら…、三夏さん、気持ちよくなっちゃったの?」
そんな三夏の様子にヴァギ奈は気付く。
「わかるわよぉ〜、このパネルでしょう?」
「えっ?」
「このパネル、どけちゃいましょう!」
「えっ、ま、待って! だめ、それ……、やだっ……」
ヴァギ奈はまた三夏の抵抗を無視し、車輪の付いたパネルをスルスルと移動させる。
「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
首を振りながら、三夏が叫びを上げるが、虚しくも、三夏の視界には、股間に埋まる男の姿と、その前で三夏の女性器を凝視している男、少し離れた位置に男が二人と女性四人、そしてカブとタクとヴァギ奈、全員の姿が入ってきた。
もちろん、全員の視界にも三夏が入っているのだ。
「タクぅ……」
とヴァギ奈が胸をまくるジェスチャーをすると、
「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
タクは素早く三夏のセーターとその下のブラジャーも一気にめくり上げた。
三夏の小ぶりな乳房が二つ、露わになった。
「あぁっ……あぁぁぁ……あぎゃっ……あぎゃっ……あぎゃっ……」
三夏は大きく口を開けて言葉にならない叫び声を上げている。