〈兄と妹〉-11
『イッヒヒヒ！そうだよ、アイツら二人は鼻が曲がるくらい臭え蛆虫が湧いた糞便器だあ……そうだよなあ？』
「ひふッ…んぐッ!うッ…蛆虫…く…糞便器…ッ…ぶぎッ…んぎぃ…！」
『やっとお兄ちゃんと同じ“考え”になれたみたいだね？ププッ…お兄ちゃん嬉しいなあ……プヒヒヒヒ！』
泣きじゃくっていても、亜季は健気にも舌を止めたりしなかった。
それは愛への想いの強さの表れでもあったし、彩子への仕打ちに対する衝撃の強さの表れでもあろう。
(クックック…お姉ちゃんは変態に片足を突っ込んでるってのに……ホントに亜季ちゃんはピュアなんだから……)
長髪男は亜季を軽蔑しながらも優しく愛で、頬を撫でながら髪をゆっくりと掻き上げてやった。
触れた掌に小刻みな震えが伝わってきたが、それが嗚咽によるものか哀しみによるものか……それを考えるだけでも胸の高鳴りは増していく。
『おチンチンを亜季ちゃんに“ニギニギ”して欲しいなあ？ククククッ！なにも恥ずかしがらなくていいんだよぉ？』
「ヒックッ…んうぅ…ッ!?」
恐る恐る添えられた指先の接触に、既に勃起状態の肉棒はビクンと跳ねた……その突発的な動きに亜季は息を詰まらせる……。
(まだ僕のチンポが気持ち悪いのかな？それとも憎たらしい……とか思ってるのかな？)
失神したままの亜季を姦した最中、その幼体は肉棒の挿入に咽び泣いていた。
下腹部を引き攣らせて呼吸を刻ませ……身体がそんな反応を示していても、まだ肉棒に愛しさを感じていないとすれば、それは教育が足りていない事を意味している……長髪男は亜季の頭部を両手で抱えると、自らの《宝物》の生えた股間へと運んだ……。
『……嫌いなの？』
「………ッ!?」
少しだけ冷ややかな瞳を向けたまま、長髪男はただ見つめた。
何度となく、亜季には「お兄ちゃん大好き」と言わせてきた。
その言葉の意味が解っているなら、もはや命令する必要はあるまい。
お兄ちゃんの一番大切な所……一番気持ち良くなれて、『亜季が欲しい』と吠えて止まない《熱棒》に、その想いを態度で示せるようにならなければ……。
(舐めろよ……啣えろよ……僕のコトが大好きなんだろぉ？)
両手で抱えられる泣き顔は、悲鳴でもあげるように眉間を皺くちゃにし、ボロボロと涙を流しながら舌を伸ばした……もう一々命令などしなくても、亜季はお兄ちゃんの欲しいモノを察してくれる……単純な牡の欲望を理解するまでに躾られた亜季は、赤黒く膨張した尖端をパクンを啣えたまま身体を震わせて俯いた……。