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観客実演型秘宝館(強制参加させられた女たち)
【フェチ/マニア 官能小説】

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館内ツアーの始まり……-2

 彩子と美来はトイレを済ませると、ロビーの展示物を見て館内ツアーの開始を待つ。
 ロビーには、彩子たちの他に客は三組いて、一組は四十代から五十代の女性二人連れ、一組はライダースーツ(革ツナギ)の若い男性二人、この温泉地は山あいにあるため、ツーリング目的で訪れるバイク乗りが多い。
 もう一組は年配の男性二人でトレッキングの途中であろうか、リュックサックを背負ったハイキングスタイルである。

 彩子たちを合わせて四組八名が今回の秘宝館「館内ツアー」の客になる。

「ねえねえ……、美来……、あの人、スタイルいいねぇ」

「あっ、ホント! なんかキャリアウーマンって感じだねぇ」

 四十代から五十代の女性二人組のうち、一人は膝上よりもかなり短いフレアスカートを履き、黒のストッキングで包まれた脚は細く伸びていた。
 背はそれほど大きくはないが、短い髪と切れ長の目で、まさに女教師的なメガネをかけ、凛とした美しさがある。

「あんな綺麗な人も来るんだぁ、秘宝館に……、なんか面白いね」

「ねっ……」

 もう一人の年配の女性は恐らく五十代だろうが、茶色くパーマをかけた髪は肩にかかる程度で、顔は少しおばさん的な感じもするが、整った顔立ちで歳をとっても十分に美人だ。なによりも、白いスラックスはムッチリとした太ももと豊満なヒップの形を艶かしく形取っており、色っぽい。そこに品の良いジャケットを羽織っている。
 背はもう一人のメガネ女性よりも少し高いくらいだ。

 二人は一つひとつ、展示物を見ながら、笑いあって何かをしゃべっている。

「あたしたちもあんな風になるのかなぁ〜」

「そんなのは分からないわよ、わたしは早く結婚したいし」

 美来は結婚願望はあるが、理想が高く、自社のエリートサラリーマンと付き合うことも多かったが、彼らの遊び癖に嫌気がさして、徐々に男性と付き合う機会が少なくなっていた。

「皆さま、お集まり下さい〜。当秘宝館名物の館内ツアー、本日最終回を行いまぁ〜す」

 受付のおばさんではなく、黒のタイトスカートにシャツにネクタイ姿のスラっとした美熟女が現れた。
 年齢は四十代後半だろうか、黒い髪の綺麗なセミロングで、黒ぶちのメガネを掛けている。
 タイトスカートの下からは肌色のストッキングに包まれて長い綺麗な脚が覗き、モデルのような長身で整った顔立ちに少しだけ笑みを浮かべている。

「き、綺麗な人だぁ〜」

「ほ、ほんと……」

 彩子たちは驚いたが、本当の驚きはここからだった。


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